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2019.06.20

猪上君【現場の鬼による実地学習】

【現場の鬼による実地学習】

こんにちは、農家ハンターの猪上です‼

今日は現場の鬼 稲葉さんより物理的防護柵について実地にて学ばせていたことをご紹介します‼

野生動物の侵入を防ぐ防護柵として使われます。

物理的防護柵としてよく用いられるワイヤーメッシュと金網があります。ワイヤーメッシュは板状のものを繋げて設置する防護柵。金網はロール状のものを伸ばして設置する防護柵です。

個人的に金網の方が設置が簡単そうで好まれそうですが、金網のモノは一度設置すると出入り口が限定されてしまう。

そのため
作業効率が悪くなるという欠点があります。ワイヤーメッシュの場合には一部を外すことができるため出入りという面で金網にまさっています。しかし、板の場合は外せる箇所が多い分隙間が空きやすく隙間からイノシシに侵入されやすいという欠点があります。

一度、入られてしまうと対策の意味が無くなってしまう防護柵にとって侵入されやすいというのは致命的。だからと言って作業効率が悪くなることも避けたい。

そもそも、
防護柵を設置することで作業効率が落ちるので、設置することを避けたい。理想は防護柵がなくともイノシシが近づかないようにしたいけれどそんな上手い方法はおそらくない。よって、得手不得手な対策のどれかを選択することしか現状対策の手段がない。このことを実地で体感し、改めて獣害対策の難しさを感じました。

つい最近集計したアンケートの獣害対策で一番大切だと思う事は?という問に一番多かった回答が
『捕獲して頭数を減らすこと』 と答えていたのがようやくしっかり理解できました。

やはり、農地に入るイノシシではなく近づくイノシシの数や頻度を減らさない限り農家さんの苦労は解消されない。

ということが分かったと同時に、
農家ハンターは誰のためにあるのかようやく理解した気がしました。

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