三角町ではJAの補助を受け40機の箱罠を購入し、 私たちと猟友会三角支部と一緒に箱罠の組み立て方、捕獲場所の選定、 捕獲する場所の考え方、安全な捕獲の仕方などのガイドを行なっています。 捕獲する場所では、農家さんは自分の畑を守るために罠を畑に置こうとしますが、 プロジェクトリーダーの稲葉がいろいろ勉強していく中でこれは違うのでは と思うようになりました。 なぜかと言いますと守るのではなく、逆に餌を使って捕獲するためイノシシを 呼び寄せてしまうからです。 そこでいま受講中の鳥獣管理士養成講座で習ったことを元に地域の人達と話し合い、 何処がイノシシと地域の境界線かを考え設置場所を決めてきました。 次に設置を行いGIS(地理情報システム)に罠の場所を落とし込んでいき PDCAサイクルを行い地域の人達としっかり評価と改善をしていき 戦略を持って鳥獣害対策に取り組んでいきます。 この大変な作業もイノコミ(イノシシコミュニケーション)のおかげで スムーズに作業が行えています。2〜3年後の三角の変化が楽しみです。