農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!
彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。
このところ、何やら農家ハンターの周囲が騒がしいです。
10月17日からどどどっとメディアに登場します。
観るのは楽しみですが、いつも話していることと大きくは変わらないだろうと想像できます。
裏も表もなく、全部表の 全力100%ですから。
いろんな天才
さて、農家ハンターの 夢語り担当、人をつなぐ天才、人の美点を見つける秀才の宮川将人氏
取材を受けながらも、そこにいる人みんなに声をかけ、紹介したりと立ち回りにいつも学ぶのですが、
そしていつも熱い熱い情熱に胸があつくなるのですが
話す中で、とびきり心を動かされたことをどうしても皆さんに伝えたい。
命の扱いについて。
箱罠にかかったイノシシの命をいただく
というのが農家ハンターのしていることの一つ。
ですが、命を奪うことが目的ではありません。
人里にまで来るようになったイノシシから地域を守るための苦肉の策です。
そしてその命を最大限に活用するために、
ジビエにしたり肥料にしたり、石鹸や革素材などのプロダクツを作っています。
とは言え、命を扱っていると、自分たちは強くて、操作できるような気がしてくる…
というのは起こりうる感覚のような気がします。
道路で動物が轢かれた姿を見ると、子どもの頃はそれがずしんと重かったけど
大人になるとだんだん慣れて「また猫か、踏まないようにしよ」なんて思うようなことと似ています。
ある時、若手の農家ハンターの仲間の様子を見て
宮川さんや稲葉さんは危機感を覚えることがありました。
「命の扱いが軽くなっている」
やっていることが同じだとしても、どういう気持ちで命をいただくのか、
命にどう向き合うのか、尊んでいるか
それはとても大切で、何よりも疎かにしてはいけないこと。
だけど、なかなか教えるのは難しいことでもあります。
それでも伝えていかなければならないことなので、根気強く伝えていくのだそうです。
命を奪うのは苦しいです。
彼らは狩猟を楽しみたくてやっているのではありませんので、
「イノシシが罠にかかったー!ルンルン♪」
ではないのです。
「いただいた命、大事にするからね」というリスペクトが、
命を余すところなく活用する、価値をつけるということにつながっていくのだと思います。
動作は慣れても、命を奪うことに慣れないー
農家ハンターが大好きなのは、こういうところだと改めて思いました。
こういうことをいつまでも大事にして、教えてくれる先輩がいるというのは、価値です。
そんな先輩がいる組織、羨ましい。
彼らがいつか引退しても理念として土台を作るでしょう。
私はまだ農家ハンターの中では幹部の皆さんとお会いすることが多いですが、
業種が違えど、人生の先輩がこういう姿勢を見せていただくことで
自分を磨いていけるような気がします。
皆さんに知らせたいことはたくさんあるけれど、ひとまずこれ。
さぁ、明日からのテレビ出演、お楽しみに!