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2021.04.10

インタビュー・この人に聞いてみた!山川太一くん編

 

 

 

 

 

たかき  山川くんは、情熱大陸を観たことがきっかけで、農家ハンターを知って、宮川さんが東京農大で講演したのを機にこっちに来ることになったんですよね?

 

山川くん  そうです!12月に学校で講演会があるってことで、僕の学科では聞けない講演だったけど頼み込んで参加させてもらいました。思い切って2/3にSNSでDMを送って、2/14にこっちに来ました!

 

たかき フットワークかるっ!いいですね!!山川くんは横浜出身ですよね?鳥獣害被害って身近に感じるものでしたか?

 

山川くん  はい。僕の大学の周りは農家さんが多くて、大学生はがっつり携わるんです。地域の農業に大学生の手は欠かせないくらいのもので。
例えばビート(てん菜糖)の苗を植えた畑があるとします。驚くほどの広さなんですけど、昼休みに休憩して畑に戻ると、エゾシカに所々食べられてるんです。

 

 

たかき えっ、昼間も普通にやってくるんですね!?

 

山川くん そうなんです、時間は関係なくて。でも農家さんたちは慣れっこというか、食べられたところを補植するために僕たちのようなバイトを雇ってる感じです。

 

たかき ・・・。経営を考えるとちょっとそれもったいないね?笑

 

山川くん  最初は驚きました。でも、なんとかしないと!って思ったし、僕はとにかく獲って食べたいって欲求が強いんですよね。そのバイト先の畑でシカをとろうと思って、2020年の12月に狩猟免許とりました。

 

たかき  食べるのが目的なんですね!そのために狩猟免許をとる情熱すごい!

 

山川くん 前に大学の先輩の車でシカを轢いてしまったとき、先輩は車が傷ついたのでショックを受けてたんですけど、僕は「食べよう!」ってわくわくしてました。

 

たかき  温度差!解体できたんですか?

 

山川くん  はい、その時は解体も技術も知識もなかったけどなんとか。で、ちゃんと食べました。僕は料理も美味しく、盛り付けも美しくしたいというのがモットーだし、それが最大の愛情のような感じで、とても大事にしてるんです。カツレツはおいしかったですね〜。先輩にもお裾分けしましたよ。笑

 

 

 

 

 

たかき  料理も盛り付けもってところがすごい!ただ食べるということではなく、とったものへの愛情を感じます。他にどんなもの食べたんですか?

 

山川くん  僕は横浜から都内の高校に通ってたんです。朝、ウナギをとろうと思って多摩川に網を仕掛けたら、夕方スッポンがかかっていました。だからスッポンを両手で持って電車に乗って家に帰ってましたね。

 

たかき  ちょっとよく意味が分からないんですけど。

 

山川くん  満員電車でしたが、僕の周りだけ人がいなかったです。帰ってからどうやって解体するかネットを見ながら甲羅を外したりして、最終的に食べました。おいしかったです。

 

たかき  都会にもこんなワイルドな子がいるんだね・・・

 

山川くん  これまでで一番不味かったのはフナムシです。

 

たかき  !!!!!

食べれるの?味も見た目も…

 

山川くん  食べれないです。食べるもんじゃないです。ただ食べてみたかったんですよ。食べてみると面白いことが分かりました。

例えば、海藻みたいなのがこびり付いている岩場にいるフナムシはどこか青臭い味がして、鳥の死骸の近くにいるフナムシは生臭い味がしました。何を食べてるかで全然違うんだなと。あと、奥歯で噛むのがコツです。前歯だと動いて食べにくいから。

 

たかき  たぶん食べる機会はないだろうけど参考にします。

 

*****

 

たかき  山川くんにとっては、生き物を愛する方法の一つが、獲って食べるということなように思えてきました。

 

山川くん  そうだと思います!生態系の中に入り込みたいって思いがあります。自分と生き物と命が、食べることによって繋がるような。
獲るにしても、生態を知らないと獲れないんです。素潜りして魚を獲ることもありますが、どんな魚がどんなところにいて、どんな動きをするか知らないと獲れません。素潜り一つでもPDCAがいるんですよ。

 

たかき  PDCA!!私が潜っても獲れる気がしないのは生態を知らないからかもしれない、と思いました・・・それは農家ハンターの活動に興味を持つことに繋がっていくようですね。山川くんの人生は既にこんなオバちゃんの想像できる域を超えているけど、そんなあなたがここで学んだことをどんな風に捉えていますか?

 

山川くん  まず一番は、「シカは害じゃない。このヤロー!!殺してやろう!!じゃない」ってことに安心しました。

イノシシを前にして、宮川さんに言われたことが「生き物だから。雑に扱わないで」ということでした。
僕もシカに同じように思っていました。大切にしたかったから、この感覚でいいんだって言ってもらえたようで、すごく嬉しかったんです。

 

たかき  それは私もとても共感します。命への敬意を何よりも大切にしていますよね。

 

山川くん  それに人が面白いです。農家ハンターの周りにはいろんな人がいて、毎日新鮮です。IOTやドローンもこれから絶対必要だと思うし、めちゃめちゃ面白いです!本当にきてよかった!もっといたいです。

 

***

 

たかき  北海道に帰ったら、どんなことをしたいと思っていますか?

 

山川くん  まず狩猟サークルを作りたいです。
農家は食害に困ってる、猟友会は高齢化もあり人手不足、猟師さんは獲る場がない。

だから、まずは農家さんにコミットしている僕らが働きかけて協力してもらって、狩猟する場を増やしていきたいなと思っています。せっかくの北海道なので、アイヌの文化も交えながら倫理観を大切にできる組織を作りたいです。

 

たかき  わぁ!これからますます楽しみですね!山川くんの活躍を農家ハンターの皆さんも楽しみにしていると思いますよ。

 

山川くん  これからもよろしくお願いします!

革の匂いをくんくん。手触り・匂い・味で生き物を捉えていく。

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