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2021.11.09

えづけSTOP!こうして畑は守る!

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

行政さん向け・えづけSTOPセミナー

実施研修にお邪魔してきました。

参加されたのは、各自治体の担当部署の方々。

 

場所は、農家ハンター メンバーの香山さんのさつまいも畑。

いきなり団子でおなじみ芋屋長兵衛さんの、美味しいさつまいも畑です。

 

 

 

ひろい‥!

学校のグラウンド4つ分くらいでしょうか。

(3,7hαだそうです。ヘクタールとか聞いても修行の足らない私にはピンとこず・・・)

 

 

香山さんのご経験や罠の貼り方、

メーカーさんによる金網柵の効果的な設置方法などのレクチャーがありました。

 

そのどれもが興味深かったです。

 

 

自分ごとになった鳥獣害問題

 

香山さん、

この畑を購入したのが5年前。

2018年:電気の柵(電柵)を使って、鹿やイノシシが入るのをブロック成功

2019年:どこからか突破され、被害

2020年:農地の3分の1を喰われちゃう

こんな、あわわなストーリーの持ち主香山さん。

 

そして、工夫の末、2021年被害はゼロ!

見事なサクセスストーリー!

 

大きな被害を受け、

①ここでは畑やらない

②もっと防御をかためる

この二択だったそうです。

 

 

香山さんはそれまで農家ハンターメンバーではあったものの、

鳥獣害被害に悩まされることはなかったそうですが、

被害が出てきて

「やおいかん!!!」自分でどうにかせんと間に合わん!!」

な状況になりました。

どうにか動物の侵入をくい止めないと、他の地域にも被害が出るため

とにかく必死だったと言います。

 

箱罠を仕掛けても一匹もとれず、

柵の下から入られてしまって、もう畑はレストラン。

さつまいもは、頻繁に見回ってケアを必要とする作物ではないため、

野生動物にとってはまさにオアシスです。

 

 

自分ごととして取り組むなかで

稲葉たっちゃんに助けを求め現地で策を練り、

ここに適するであろう金網柵を、びっちりキレイに貼りました。

 

それで、今年は被害zero。わぉ!!!

 

「本当にありがたかったです!!」と香山さん。

 

 

 

柵もさまざま、環境もさまざま

 

金網も、さまざま種類があります。

アナグマやイノシシは、金網の下から入り込んだりするので、

ただ金網を地面に埋め込めばいいのではなく、

畑の外に向けてL字型にすることで、香山さんは動物の侵入を防ぐことができました。

 

 

 

 

 

 

 

守りたい土地ギリギリに柵を張るのではなく

数10cm余裕を持ち、コースをしっかり考えてはること、

柵の周囲は草刈りをすること

環境にあった種類の防護柵を選ぶこと

 

具体的ですぐに使えるノウハウを伝えてもらいました。

 

これらで効果が大きく違うそうです。

 

知ってました!?

わたしは頭の中で「へーーー!!!」ばかり言ってました。

 

ただ柵をすればいいわけではないんですね。

 

 

だからこそ、ノウハウ・アフターケアが充実している業者さん選びの大切さも伝わりました。

 

 

 

 

被害がなかったところに被害が出て、

農家さんは慌てて対策をとろうとします。

そこで駆け込む1番の窓口が、行政です。

基礎知識をストックしておくことが重要であるという話が、宮川さんからありました。

 

 

 

香山さんは、HELP要請のあった知り合いの農家さんに

網の貼り方などを教えたりすることもあるそうです。

技術を持つ人が増えれば、自助・共助の力が強くなります。

 

やっぱり農家さんかっこいいいいいい!!!!!

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