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2021.12.15

講師は対馬のももこ先生・革細工のワークショップ

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

『獣害から獣財へ』を合言葉に、

長崎県対馬で野生鳥獣害対策に励む 一般社団法人dai daiの齊藤ももこさんをお迎えして

革細工のワークショップを行いました。

今後、農家ハンターでもワークショップに力を入れていくこともあり
まずは自分たちが習ってみる体験です。

 

 

の前に。

daidaiさんがいつもされているような、野生鳥獣害に関してお勉強も。

農家ハンターの皆さんは、もちろん詳しいですが、専門はイノシシ。

 

シカに関するクイズには、答えにつまる場面も…!!

 

「鹿のツノは生え変わるか?」

 

 

 

革を見て、

「これはシカか?イノシシか?」

のクイズは 大体はわかるものの部位によっては似ていたりして難しかった!

でもこれはなんとかクリア(名誉保てました)

 

 

 

印象的だったのは、島である対馬で

害となるほどイノシシやシカが増えた理由についてでした。

 

ももこ先生は、その理由をこう言ってました。

「身近なものを使わなくなり、外国産のものを使うようになったという経緯があります。」

 

例えば、シカの皮は、対馬ではかつて農作業用の服として使われていたそうです。

やたらと高級ですが、地元にある素材を生活の中で使っていたんですよね。

 

とても興味深い。

もっと掘って知りたい。

 

小さなことの積み重ねで社会に大きな変化をもたらすこともあるんですね。

 

 

さて、革細工。

 

今回作ったのは2つ。

導入として全員でキーチャームを作り、

そのあとは がまぐち小物入れ、ペンケース、コインケースなどから一つ選びました。

 

 

以前、同じ三角で革のアトリエを開業したatlier kobitoさんのワークショップでは

革を染色し、金具(カシメ)をトントンしてトートバッグを作りました。

今回は、糸で縫うことだってやっちゃいましたよ!!

 

 

キーチャームの時点ではまだみんな余裕がありました。

どの布を使おうか、どんなデザインにしようか

あるものから選んで組み合わせました。

 

ただ楽しかった。

 

 

けれども、小物ケース類になるともうみんな必死です。

なんでも器用にこなす鈴木さんだってこの表情。

 

 

無言になったり

「わっ」「あー!」なんて声が上がりながら。

 

 

そんななか、さすが、猪上くんは革の扱いも慣れていました。

 

わたしは、がま口のペンケースを作りました。

革を縫うのは初めてです。

 

革にはロウ引き糸を使うなんて!

ややこしい縫い方するなんて!

こうやって糸を通す穴を開けるなんて!

がま口ってこうやって取り付けるんだ!

 

全部初めて、全部新鮮でした。

 

 

 

 

 

 

中学生も参加しましたが、学校の家庭科よりも難関のこの時間。

出来上がったコインケース、満足そうです。

キーチャームはお母さんにあげたそうですよ。

 

みんな、普段と違う集中力でへろへろでしたが、とてもとても楽しかったです。

 

ももこ先生、参加者が困らないように道具は数字で管理していたり、

細かく細かく準備が行き届いていました。

普段の業務でこういったワークショップをされているので、

何が必要で、どこまで準備しているとスムーズかをご存知なわけですが、

ご経験に基づき、一つ一つ「困った!」を解消してきた結果なのだと思います。

・・・尊敬!!

 

農家ハンターも背中を追います。

どんなやり方をしていくでしょう?わたしも楽しみです!

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