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2024.06.27

インタビュー・この人に聞いてみた!楠田 弘毅さん編

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

 2月に東京から熊本に移住してきた、NEW FACEの楠田弘毅さんにインタビューしました。

 

たかき ようこそ、熊本へ。そして農家ハンターへ!本当においでいただけるとは✨

 

楠田さん  熊本、住みやすいし居心地がいいです。仕事も生活環境も。

 

たかき ご出身は島根県でしたよね。もともと農家ご出身ですか?

 

楠田さん  実家は農家ではなかったですが、大学3年のときに農学部に進学してそれがおもしろかったんですよね。もっと学ぼうと、東大関連の大学院で保全生態学研究室で学びました。環境問題が騒がれている時期でもあったので、農業も関係深いよなと、関心を持ち続けていました。いずれは島根に帰って、農業関連で地域のためになる仕事をしたいと考えていました。

 

たかき 東大から東大の農学部関連の大学院に進まれたんですね。そこから農水省でしたよね。

 

楠田さん 農水省に8年ちょっと勤めました。産業政策的な視点でサトウキビの産業を維持発展していくための施策を考えたり、周知したり、国会対応の部署など省内でさまざまな業種を経験しました。今から11年前、農水省に入って2年目のときに、ファームステイのように農家さんのところに住み込みで研修を受けるというプログラムがあって、たまたまマッチングしたのが宮川洋蘭だったです。

 

 

たかき そこが宮川代表との出会いだったんですね。研修はどうでしたか?

 

楠田さん とにかく楽しかったんですよね。まだ将人さんのお子さんも小さくて毎日遊びました。将人さんが「せっかく来てるんだから」といろんなところに連れて行ってくれたことを覚えています。。大学では縁のなかった洋蘭のことも学べて、すごく良い思い出です。それからもたまに連絡をとっていたので、近況はなんとなく知っていました。

 

たかき 農水省とのギャップがすごそうです。

 

 

楠田さん そうですね。終電で帰れるか帰れないか…というくらいまで働くことも多く、毎日大変でした。でもそのおかげで日本の農業の大枠を知ることができましたし、今に繋がっています。

 

たかき そこで宮川さんから戸馳島においでよとプロポーズ受けたんですね?華々しいキャリアの道から離れることに不安はありませんでしたか?

 

楠田さん そうですね(笑)。もともと、10年くらい農水省に勤めて島根に帰ろうと思っていたので退職は予定内です。島根ではないですけど(笑)。働く中で「これが現場にとって正しいことなのか?」という葛藤を感じる場面があったり、公人としての重圧を感じていました。子どもが産まれてからはこのままの働き方はできないと考えていたので、転職に抵抗はなかったですね。すぐにでもこっちに来たかったんですが、子どもがまだ生まれたばかりで、保育園がどんなところかも分からない、知らない土地で保育園を探す、僕も妻も転職するとなると初めてづくしになるので、一度東京で保育園に通ってからにしようと夫婦で話し合いました。それで、農水省の後に、関東にある農業ベンチャー企業で2年働きました。

 

たかき その間、熊本に来ることへの思いが変化しなかったんですね。農家ハンターではどんなお仕事をされていますか?

 

楠田さん 農水省で8年ちょっと働いている間、「現場に出たい」という思いがずっと消えなかったんですよね。だから嬉しいですよ。今の仕事は、委託事業や補助金やコンペの企画書作りが主です。どんな団体がどんな趣旨で募集しているかリサーチして、伝わるように資料を仕上げていっています。

 

 

たかき 頭脳派ですね。

 

楠田さん 自分の得意なことで喜んでもらえるので、僕もやりがいがあります。現場も大事だし好きなのでできるだけ行きたいんですが、体力的にそんなにできないのも理解してもらえてありがたいです。稲葉さんの講演現場についていくこともありますし、これからは講座の講師なんかの仕事も入ってくるかもしれません。

 

たかき 秘書のような役割もされていますよね、皆さんのスケジュールを把握したりとか。

 

楠田さん あぁそうですね。自分としてもやりたいことが見えてきました。

 

たかき おぉ!

 

楠田さん 役所の人向けに、《鳥獣対策の政策づくりを一緒に考える講座》をやれないかと思っています。皆さん仕事に追われてお忙しいので、1時間でも2時間でも集中して「これならやってみれるんじゃないか」という感覚を掴めるものができるといいなと。そのためにファシリテーションとか勉強してみようと思っています。

 

たかき いいですね。ワークショップみたいな感じですね。

 

楠田さん まさに。こちらに答えがあるというよりは、一緒に考えていくスタイルですね。思考を積み上げていって、政策をつくるといいものができるんじゃないかなと思っています。

 

たかき 楠田さんだからこそできることですね! 熊本で4ヶ月生活されていますが、東京とはどう違いますか。

 

楠田さん なんかこわばりが解けたような気がします。東京では追い立てられているように感じていたんですが、心が軽くなったような。お店に行っても店員さんとの距離が近い気がします。東京は線引きがきちっとしてる。人間関係の緊張感が薄れたような感覚ですかね。子どもも園庭で毎日遊んで楽しそうで、親としては嬉しいですね。妻も良い職場に恵まれて、家族みんな楽しんでいますよ。

 

 

 

楠田さん、ありがとうございました!これからのご活躍、楽しみにしています!

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