農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!
2024年7月、彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。
宇土中学校・高校で、キャリアデザイン講座第一弾に、楠田さんとJICAから研修に来ている松尾さん、宮脇さんの3人が登壇しました!
いくつもの教室に分かれた150名ほどの生徒の皆さんを前に、3人がこれまでの人生を振り返り、見ている未来について話をしました。
トップバッター楠田さん。
島根出身の楠田さん、島根県はどこでしょう?というクイズからスタート。
賢いみなさんなので最終的に間違いはしませんでしたが、とっても賑わいました。つかみはオッケー!
東大卒、農水省出身、ベンチャー企業を経て熊本に移住し、鳥獣対策をするイノPに入社する
それだけでも「おっ」となるキャリアですが、何が転機となったのか、
一つ前のブログで取り上げていますので、詳しくはぜひご覧いただければと思います。
勇気ある決断に見えますが、ご本人にはとても着実な未来が見えておられるようです。
ビジネスの力で、地域課題である鳥獣害問題を解決しようとしているイノピーで、
「行政・民間を経験しているので、共に対策を考えてアシストしていきたい」と楠田さん。
学生の皆さんへのメッセージは、
「読書、身近な人へのインタビュー、学業を大切に!きっとキャリアデザインに役立ちます」
宮脇亜美さん
これから、JICAの海外協力隊員としてカメルーンに赴任する予定の宮脇さん。
食品、旅行、化粧品、たくさん興味がある中で選んだのは、看護師でした。救命救急の現場で働いていたのを辞めて協力隊員に応募したそうです。
大学時代も遊ぶ間を惜しんで学び、現場に出てもずっと勉強。大変だったそうです。
でも勉強すればするほど患者さんの身体のことがわかります。
それから、自分の判断ミスが患者さんを危険に晒すこともあるお仕事。苦しいこと悔しいことも多かったものの、仕事はとっても楽しかった!と話してくれました。
そんな宮脇さんからのメッセージ。
「なんでも挑戦してみよう!」
宮脇さんらしいです。
松尾枝梨乃さん
宮脇さんと同じく、松尾さんもJICAの海外協力隊員としてアフリカ・ルワンダへの赴任が決まっています。
「アフリカで活躍するお医者さんになりたい!」と志を持っていました。
お医者さんになることを目指していた彼女でしたが、実際に行ってみたアフリカでそれが変わりました。
「アフリカの水問題を解決したい」という思いが強くなり、建設コンサルタントとして働いてきました。建設コンサルタントとは、道路を作る・橋をつくるとなったときに現地調査をする仕事です。現地の住民の方のニーズの把握や調整などもお仕事です。アフリカに行くことを目標にしてきましたが、それが入社した会社で叶わなかったことから協力隊の道を選びました。
しっかり勉強してきたことが窺えました。
「すべての人の言葉を聞いて、最終決定は自分で考えて、自分の手で。」
これも松尾さんらしい✨
総括は彼です
JICA九州熊本デスクの尾上さんからのご案内があり、
最後の総括はやっぱりこの人、宮川さんです。
「今日話をした皆さん、前職はいい仕事をしてました。自分が望む仕事、自分のスキルを活かせる仕事。それを辞めてまで、地方やアフリカに行くと決めました。めちゃめちゃ勉強してきて、人の役に立とうとしている。素晴らしいと思いました。みなさんはどう感じたでしょうか」
1時間半の中で、3人の方の人生を覗く時間でした。
わたしも勉強になりました!
しっかり勉強して好きなことに全力投球、がんばってくださーい!!
宇土中学・高校、良い学校でした。校長先生をはじめ、生徒の幅ひろい学びの機会をつくろうと頑張っておられます。素敵!✨
JICAの松尾さん、宮脇さんの研修は終わりました。これからまた、語学研修などを経てそれぞれの赴任地へ向かわれます。
この研修は希望者が受けられるもので、強制ではありません。赴任地に行く前に、地域に入り仕事をするという、本番へのウォーミングアップのようなものです。慣れない地域、文化、仕事内容、大変だったと思いますがお疲れ様でしたー!これからのご活躍間違いなしです!✨