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2021.08.31

機械のメンテナンスから見えたこと

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

 

ICT通信技術もメンテナンスは欠かせません

 

農家ハンターは、イノシシさん対策にIcTの技術を駆使しています。

IcTとは通信技術。

箱罠にイノシシさんがかかったら、スマホに通知がくるようになっています。

そのおかげで毎日見回りをする必要がないのが、農家とハンターの両立の鍵です。

 

ただ、その機械のメンテナンスは必須。

今回、修理した中継機を取り付ける現場にお邪魔してきました!

 

↑車もトラックも通れないので木を切って避けながら向かう山頂

 

 

 

 

中継機にも色々あるようで、

・値ははるけど広く電波を送受信してくれるもの

・格安で範囲が狭いもの

など種類があり、必要とする地形によって選んでいるようです。

 

 

部品一つ一つ、試行錯誤して選んだもの

 

 

 

電信柱に備え付けましたが、そこで使う部品は、当然ながらわたしは見たことのないものばかり。

 

プロジェクトリーダーの稲葉たっちゃんが

機械に必要な部品を取り付け、電信柱に登って、高いところにくくりつけます。

すらすらと、スムーズな動きです。時間にして、一つ15分程度。

 

その様子を、

「うわぁ」「こういうものがあるんだー」と、研修生の鈴木さんとただただ驚きながら見ていました。

 

 

 

 

 

 

電柱に登るのも、その不安定な場所で1人で機械を設置するのも手慣れたもので

見事の一言でした。

これを初心者のわたしがしようもんなら3時間コースなはず。

 

これは全て彼が5年をかけてイチから得た技術です。

パートパートでサポートしてくれたり、指導してくれる人はいますが、

IcTを使ったイノシシさん対策では、近くに先駆者や専門家がいない中で試行錯誤しながらやってきました。

 

電気工事をする友人の様子を見ては「これ、使えそう!」と思う部品の名前を教えてもらったり

電信柱にくっついてるものがあればいろんな角度から見てみたり

少しずつ道具を揃えたそうです。

 

 

ものすごいものばかりだと気がつきました

 

5年がたち、後輩がその背中を見ていますし

三角を越えた地域でも、体当たりで得た技術の一つ一つが必要とされています。

 

 

鈴木さんは、たっちゃんのなんでもできる努力家なところを超絶リスペクトしています。

惚れ込んでます。

いつだって、二言目には「稲葉さんマジですごいっす!!!」なのです。

 

鈴木さんも、農家ハンターを卒業したらこれをやっていくことになるかも。

「いやぁ、できる気がしないです😄」と言っていたけれど、

きっと習得していくはず・・・

 

 

よく考えたら、たっちゃんはものすごいデータバンクなのでは…と気づきました。(今更。)(すみません。)

 

「これなんて道具ね!」という一つ一つ、

コメリに行って買って試す一つ一つが

今、道を作っているのだと思うと

見ている全部が歴史的瞬間のような気がするのです。

 

ずっとBGMは情熱大陸。

次はプロフェッショナルかな。

 

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