農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!
2022年9月 彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。
この日は、東京でツアー事業や観光コンサル事業をされている、
KNOT WORLDの佐々木文人さんがご来島!
ジビエツーリズムに力を入れていく農家ハンターで研修が行われました。
研修ですが、ただお話をお聞きするだけではありません。
ジビエツーリズムのモデルコースを回っていただきます。
まずはジビエファームから
スタートはジビエファーム。
待機していたさよちゃんがファームを案内します。
この日は、朝から小さめのイノシシさんを捕獲しました。
ジビエファームでご対面。
この後、イノシシさんがどうなってお肉になるのか、
はたまた堆肥になるのかをご紹介しました。
若宮海水浴場へ
ジビエファームのあとは、戸馳島自慢のビーチ・若宮海水浴場へ。
キャンパーやマリンスポーツをする人にも人気です。
10月にはここで婚活パーティも行われますよ。
やりたいこと、できそうなことをあれこれ話しました。
箱罠の山へ
この日は残暑厳しいあっつい日でしたが、箱罠がある山は涼しかったです。
どうやって農業をしながら獣害対策に取り組めるのか
トライ&エラーを経て辿り着いた方法をお話ししながら。
IoTを取り入れるここで私たちがお話ししていた様子が、スマホで箱罠の通知を受け取る皆さんに配信されておりました。
そのあとは、イノシシの他に、これから対策に乗り出すところも見せてもらいました。
鳥獣害問題は様々です。地域によっても異なります。
シカやイノシシの他にも、カラスなどの鳥類、猿、熊、穴熊などなど。
イノシシさん捕獲のノウハウを応用し、本格始動に向けて準備中です。
宮川洋蘭にて
宮川洋蘭の前に広がる柿畑。
春や初夏には美しい新緑が影を作り、美しい憩いの場を演出してくれていました。
今は大きく育った柿がたっくさん実っています。
丸い柿と平べったい柿、甘いのはどっちだ?
のクイズに、僭越ながら丸い柿と答え、
正解は食べてから、ということでまず食べたのは佐々木さん。
(無農薬なので皮ごといけます)
どうやらこれはハズレでしたが、幸いあまり渋くなかったようで…ホッ (笑)
私は、普段あまり柿を食べませんでしたが、ここの柿の美味しさに感動しました。
ちぎって帰りそびれました、無念。。。
宮川洋蘭は、今日もランが咲き乱れておりました。
蘭と言えばちょっとマダム世代より上の方々に愛されている印象ですが
エアープランツにも似たようなものもたくさんあります。
こうやってものすごい量に囲まれていると、どこか亜熱帯のジャングルにいるような気分です。
いよいよ講演
ジビエコースを回って、いよいよ宿泊&研修施設 ”鶴” にて佐々木さんのお話をお聞きする時間に。
汗をかいた私たちに、さよちゃんが冷たいお茶を用意して待ってくれていました。
講演のお題は「観光の可能性とコンテンツの磨き方・届け方」。
佐々木さんは、KNOT WORLDという会社をされています。
観光、主に海外のお客様を対象に
個人旅行では叶えられないツアーを組んだり、
スペシャルなガイドさんを育成したり
時にはこうして講演したり。
おもしろそうなツアーばかり並んでいて私も参加したいです…!!
KNOT WORLD https://knotworld.jp/
佐々木さん、結婚を機に寿退社して、1年かけて世界旅行をした経験から
この会社を立ち上げたというから面白い!
話がおもしろすぎて、自己紹介だけで30分でも足りませんでした。
これまで積み上げてこられたノウハウを惜しみなく教えてくださいました。
ちらりとご紹介します。
◎ここでしかできない体験、個人旅行ではできない体験が、そのツアーの魅力。
◎ツアーの中に、メリハリをつける。
◎コミュニケーションの大切さ
◎口コミの大切さ
◎時代背景に合った商品造成を考える
◎100点のマニュアル、120%のホスピタリティ
などなど。
佐々木さんのお話は、どれも論理的でわかりやすい!
「これから、日本人口が減っていくことは避けられないが、世界中で旅行をする人口は増えていく。どんな事業者もインバウンドを視野に入れて行った方がいい」
というお言葉も印象的でした。
一つ一つ見てみると、農家ハンターでは結構クリアしていることも多いように感じました。
今日の気づきを、ジビエツーリズムに落とし込みながら磨き上げていくのだと思います。
気になっている皆様、人気で予約が取れない、なんてことになる前にどうぞ!