農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!
2022年9月 彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。
芋掘りの裏側
行ってきました、農家ハンター芋掘り!
予定していた日は台風の影響で中止となり、別日に急遽 開催となりました。
天気は最高!
有明海を一望できる絶景ロードを背に、山の奥へ奥へ入っていきます。
10台ほどの車が連なって行ったのは初めてだろう、と思える奥の奥にさつまいも畑はありました。
耕作放棄地となった場所を耕し、イノシシさんの堆肥で育てたお芋の畑です。
でも、いつも娘と参加する芋掘り大会で見る景色とは少し違います。
どこが畝かも分からない具合に鬱蒼としているのです。
この意味は、始まってから分かりました。
みんなが揃って、畑を守る稲葉たっちゃんから話がありました。
この畑のことと、これからの芋掘りのこと。
茂ったさつまいもの葉っぱがそのままになっているのは、
葉を刈る前の姿を見せたいという思いからでした。
わたしがいつも芋掘り大会で見ていたのは、畑の農家さんが事前に葉を刈ってくれているからだったと、その時初めて気づいたのです。
そんなことも知らずに自慢気にお芋を掘っていたなんて〜!
葉と細い蔓のような茎を引っ張り、お芋を掘れる状態にするには結構な体力が要りました。
硬くはないけれど、根気強く引っ張っていかなければなりません。
稲葉たっちゃんは、道の駅に売っているようなお芋の農家さんの多くは、機械ではなくこうやって体を使って葉を刈り、芋を掘っているのだと教えてくれました。
まるで、お芋を掘るのはバスケのシュートのようなもので、ボールをリング近くまで運ぶのはこの作業。裏側のこの作業が大変なんですね。
農家さんがかけてくれている手間を知ることは、食育でもあります。
それを伝えたるため、葉を刈らずに今日を迎えたのだそうです。
大きなおいも!
お芋が見つかると子どもたちから歓声が上がります。
その大きいことといったら!!!
驚きのサイズもいくつもありました。
良い土なんでしょうね。
大きなムカデも、こおろぎも、見たことのない虫も、小さな蛇も、強そうなカマキリもバッタも、いろんな生き物がいました。
子どもたちは怖がったり逃げたり興味津々だったりと、反応はさまざま。
私はムカデには驚きました。初めて見る大きさだったからです。。
周りの大人たちは「土がいいんだね」と子どもたちに話します。
いい空間だなぁとしみじみ感じました。
天気も良く、風も心地よく、みんな笑顔で最高の時間でした。
大人のみなさん、筋肉痛にはならなかったでしょうか…?笑
イノシシさんから始まった命の循環に、こうやって混ざることができました。
ありがとうイノシシさん!!いただきます。
参加された皆さん。持ち帰ったお芋をどうやって食べたか、ぜひぜひ教えてください♪