農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!2024年9月彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。
県議会に向けて現地調査
熊本県農水産常任委員会の委員の方々、熊本県職員の方々、宇城市の副市長はじめ市職員の方々がおいでになりました。熊本県議会議員の皆さんで構成される常任委員会、議会で役立てるための現場視察調査です。
三角ご出身の吉田委員長がご挨拶され始まりました。
宮川さん稲葉たっちゃんと旧知の仲ということで、ユーモアたっぷりで和みます😄
農業面で宮川洋蘭の概要を説明、その後農家ハンターの活動を説明へと続きました。
宮川洋蘭のお話も本当におもしろいんです。宮川さんがあまりにしゃべれる農家というのもあるんですが(笑)、地域でどう生産を盛り上げてきたか、どんなアイディアで逆境を乗り越えてきたか、どうやって楽天で表彰されるまでになるのか。そして、会社の利益だけでなく地域の利益になるコトやモノを生み出すエネルギーなど、学びがたくさんです。
さて、農家ハンター編。
楠田さんからは活動の概要を。端的で分かりやすい!それでいてちょっとおもしろいのがさすがです。
井上くんからは、ジビエや利活用について。
稲葉たっちゃんからは鳥獣対策の現場について。
意見交換がとても活発でした。
委員の方:「実践された人の知識や経験は、他の地域でも活かせます。農家ハンターでも最初は箱罠を置いて何ヶ月も獲れなかったように、簡単ではないからこそ、他の地域でも経験と知識を活かしてほしい」
宮川さん:「年間100回くらい講演をしているのは、自分たちで守ることのできる地域を増やしたいから。でも、県内からはなかなかお呼びがかからない。県外に出向くことが増えているが、熊本県内でもそんな地域を増やしていくために、議員の皆さんにもお力を貸してもらいたいです。」
委員の方:「自分たちのことばかりでなく、地域ともコラボしたいというのが根底にあるのですね。反省点として、自分たちが頑張りすぎて、地域の人にとって自分ごとにならなかったという点が挙げられました。どう解決したかなど詳しく教えてください。」
稲葉たっちゃん:「僕の反省ですが、自分の地域で自分が1人で頑張った結果、「あいつがすること」と周りに認識されてしまった。自分が被害に遭わないとなかなか自分ごとにならない。そして”自分がやるしかない”と腹をくくれると早く対策ができる。「あいつがやる」と認識されたらなかなか覆せないので、他の地域ではそうならないようにアドバイスしています」
などなど。
ジビエファームへ
意見交換の後は、ジビエファームへ。
堆肥化の機械や、この機械が地域で果たす役割についてを話したり
金網柵の説明をしたり
今日はイノシシさんの捕獲はなかったので本物をご紹介することはありませんでしたが、ジビエファームの中で解体から出荷までの流れ、衛生管理についての説明をしました。
今回のこの場では、活動の内容だけでなく農家ハンターが抱える課題、地域が抱える課題などもオープンに伝えました。行政にしかできないことや得意とすること、民間団体にだからこそできることがあると思います。強みを持ち寄って協力し合っていけたら、鳥獣対策先進県になっていくんじゃないでしょうか!!??
最後に、季節は秋ですが台風前日に元気に咲いていた向日葵さんを。
もうしばらく暑さが続きそうですね、皆さん農作業にお仕事に、お気をつけて!