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2023.01.25

こども社長がジビエツーリズム!

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!
2023年1月彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

戸馳島に”こども社長”がやってきた!

地域や社会の困り事を、ビジネスで解決しよう!と活動をする【くまもとターボ】。

そこで学ぶ親子が農家ハンターにやってきました。

今回も学びの一環です。

「鳥獣問題を知り、農家ハンターどうその課題に立ち向かっているかを学びましょう」
と、お世話になっているモリケンさん。

 

 

この日一緒に過ごしたのは、
東京農大から宮川洋蘭にインターンに来ている大学生と
八代農業高校泉分校からインターンに来ている高校生。

フレッシュなエネルギーが集いました。

 

 

 

たっちゃんが自己紹介をした時は(なぜか)大きな盛り上がり!

「たっちゃん!たっちゃん!」
とコールが止まりません笑

良い人だって伝わってるんでしょうね〜

 

 

まずはお話

スタートは、宮川代表の講演から。
親御さんにも子どもたちにも伝わるように話します。

 

 

「イノシシさんがみんなのところに来たらなんで困るのかな?」

気後れしない子どもたち、どんどん質問が飛んできました。

大人も熱心です。

 

フィールドワーク!

お話を聞いた後は元気いっぱいの子どもたちと箱罠見学へ行きます。

たっちゃんの両手に子どもたち。

 

子どもたちにとっては初めて見る箱罠。

 

イノシシさんがどう入り、どうやって管理しているのか伝わったかな?

 

 

 

 

箱罠への移動時に見るのは県下に被害の広がっている鴨さんのこと。
島内を車で5分ほどぶらりとしただけでも鴨がいるいる。

夜行性の鴨は、昼間はのんびりしています。

農家ハンターは鴨対策も進行中です。

 

 

みんなでジビエランチ

農家ハンターの拠点  “鶴”  に戻ったら、
イノシシ革のキーホルダー作り…の予定でしたが
子どもたち「お腹すいた」の合唱が始まったので先にお昼ご飯。

 

実はこの時、猪上くんが待つジビエファームに行くことをすっかり忘れていました。

「まだ来ないなぁ」と待つ猪上くん(ごめんね!

 

 

鶴ではイノシシカレーにBBQの準備をして、さよちゃんが待ってくれていました。

 

カレーはピリ辛ですが子どもたちバクバクいっていました!

BBQは相変わらずの人気ぶりです。そのままでも食べれるのがいいところ♪

火を囲んでまったりです。

 

 

「おいしい!」「おいしい!」「もっと!」

さよちゃんや猪上くんへの何よりのねぎらいの言葉です。

 

 

 

 

クラフト体験

 

 

 

 

 

お腹がいっぱいになったら、キーホルダー作りです。

まだ学校に行く前の子もいます。

「力を込めてトントンしてね」というのが難しい。

手で押さえるのも危なっかしい。

ちょっと上のお兄ちゃんお姉ちゃんが手伝い、見守り、なんとか形になりました。

「危ないからやめよう」と事前に決めてしまわず、

「ちょっと難しい」に挑戦するのもいいですね。

周りはヒヤヒヤするものの、子どもには大切なことです。

 

 

 

 

写真を撮りたかったけれど、仕上がったらみんな走ってどっか行っちゃったので完成品はしかと見れずじまい笑

もう自由で最高!

 

宮川洋蘭でいちご狩り

 

宮川洋蘭で今冬スタートしたばかりのいちご狩を楽しみます。

 

みんな大好きないちごを前にまだまだ元気いっぱいです。

 

いちごのヘタ入れを作り、首にかけ、
赤くて大きいいちごを探します。

 

 

お昼ご飯でお腹はいっぱいなのにたくさん頬張る子どもたちがかわいいったらありません。

甘いんです。甘くて柔らかいいちごなんです。

 

 

 

「お母さんに持って帰る!」と両手いっぱいにかかえる女の子もいました。
(おばちゃんはその話だけで泣けちゃうよ)

 

酵素の先生がいちご酵素の話もしてくださいました♪

 

ジビエファームへ

いちごをたらふく食べたあとの最後のプログラムはジビエファーム!(次こそ!笑)

 

 

 

ファームのこと、箱罠にかかったイノシシさんがその後ここでどうなるのか、話します。

 

 

お天気もイマイチだったので、この日はちょっと匂いが目立ちました。
初めてこんなケモノの匂いを嗅いだ子どもたちはちょっと驚いている様子でした。

そうですよね〜

 

この匂いについてわたしも考えます。

この匂いができるだけしないようにとイノPのメンバーは苦心してきましたが、
これは命の匂いだと考えると、「くさい!」とは言えないわたしです。

 

 

さぁ、すべてのプログラムを終えた子どもたちは熊本に帰ります。

半日コースのジビエツーリズム、どうだったでしょうか。

 

この参加費は、彼らが白川夜市で出店して得た利益から捻出しています。
生きた学びを未就学から体験できるんですね〜

https://k-turbo.mystrikingly.com/

 

親子で学べるジビエツーリズム。
またお待ちしています。

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2023.01.12

鳥獣対策講座とキジの放鳥

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

 

阿蘇中央高校のグリーン環境科の学生さんへ

 

阿蘇中央高校で、鳥獣対策講座が行われました。

高校生に混ざり、私も勉強させてもらいました。

 

 

改めて、鳥獣対策

 

熊本県の自然環境福祉課の今村さん、みのださんのお話も面白かったです。

 

生態系のバランスが崩れたら、生物多様性が崩れます。

野生のカモシカは今、200頭ほどしかいません。食性が重なるニホンジカと競合し、ニホンジカがたくさん食べちゃうそうです。

また、カモシカはつがいで動きます。餌を求めて山からおりてきますが、その時は単独になり、出産数が減っていることもあり、絶滅危惧種に指定されています。

 

カモシカのように、少なくなったものは増やし(保護)、イノシシのように増え過ぎてしまったものは数を抑えていく(管理)のが鳥獣対策です。

 

 

高校生、イノシシやシカを見たことがある人は、他の高校と比べて一番多い!と講師のたっちゃんが言っていました。
見たことがあるというだけでなく、ジビエを食べたことがある人、
家でイノシシの被害があって困ったという人もいました。

 

これまで東北ではイノシシは生息していないとされていましたが、2022年に入って青森県で被害が確認されています。

 

 

たっちゃんから高校生へ

「狩猟免許とったりして、自分たちで鳥獣対策をするなら、
地域の人を巻き込んでください。『こんなの獲れた』って見せたりすると、
地域の人も現場を知ることになり、自分ごとになっていきます。
ぜひ、まわりを巻き込んで、挑戦してください」

 

 

 

いざ、体験

罠や野生動物による被害が身近なこちらの高校生たち。

座学の時には静かだった皆さんも、罠を見るとき、猟銃を触る時は高校生らしく賑やかでした✨

 

 

先生とたっちゃんが箱罠に入ってみたり

 

 

 

生徒さんが入ってみたり

 

 

くくり罠にかかってみたり

 

 

猟銃を触ってみたり

 

 

 

驚いてみたり

 

 

触ってみたり

 

わたしも初めて猟銃を触りました。

猪上くんが軽そうに持っているので、重くないのだろうと思っていましたが、しっかり重いんですね!!

男子学生さんも

「重いです…。持つのはいいけど、これを担いで走ったりするのはちょっと大変ですよね」

と言っていました。

 

空気銃と散弾銃の2種がありましたが、弾がでないようになっているだけで、本物と同じです。

 

これを担いで山に入って野生動物を見つけるのは体力もいるだろうなーというのが単純なわたしの感想です。高齢化とともに猟師さんが減るのも分かる気がします。

 

そして弾は3つしか入りません。

この重いものを狙いを定めて撃つってすごい技術ではないですか。

 

射的さえ当たらないわたしには、3弾しかないなんて希望がありません。

でも犬に協力してもらいながら、猟師さんはやってのけるんですね。

すごい〜

 

 

 

 

キジの放鳥

 

午後は、美しい阿蘇の山へ場所を移します。

 

数が減っている雉(キジ)の放鳥を行いました。

人吉から、雉を育てる名人がおいでになり、彼が育てたキジを一羽一羽渡します。

 

 

 

 

 

 

キジは最初じっとしています。

抱っこさせてくれるし、その温もりを感じて、
生徒さん「かわいい…♡」と優しい表情。

あちこちから愛でる声が聞こえます。

 

命そのものを感じていたのではないでしょうか。

 

しかし油断するとダッと飛んでいっちゃいます。

何羽もフライングして飛んでいきました。こんなふうに。笑

 

私はこの日、放鳥を初めて見ました。

秋の阿蘇は、一面ベージュ。

そこにキジが飛ぶ姿が美しかったです。

 

 

 

 

いつもはイノシシさんを”駆除”する場面を見せてもらっていますが、
こうして少ないものは保護し、増やすのが鳥獣対策。

 

改めて学ばせていただきました!

 

 

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