農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!2024年12月、彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。
栗の植樹祭
ソラシドエアの管理職の方がおいでになった秋の日。
農家ハンターの活動や鳥獣被害対策についての座学に始まり、交流会などで盛り上がった翌日、2つ目のソラシドエコファームで苗木を植えました。ここは、7月に、それまで耕作放棄地となっていたかつてのみかん畑を再開墾したのでした。
その時の記事はこちら:https://farmer-hunter.com/blog/4719
果樹か何か収穫できるものを植えようと、セレクトしたのは栗。今は細い枝のような苗木ですが、4、5年すれば収穫できるまでに成長します。
この畑の前には学童もあるので、いずれ小学生と収穫体験ができたらいいね、と将来の楽しみがひろがります。
あっという間に30本以上の苗木を植えてしまい、土を元気にするために発酵した牧草を苗木の周りにかぶせました。雑草が生えるのも防いでくれます。これから寒くなるので、保温効果もあるでしょうか?
ご厚意で関係者からいただいたこの牧草。発酵して、とっても強い印象的な臭いです。「むぉっ!」となりながら運びました。
戸馳島散策
さて、植樹のあとは移動して島の西側へ。
まずは島屈指の人気スポット・若宮海水浴場。秋のキラキラした八代海を眺めます。
ビーチ前の戸馳神社にもお詣り。恋みくじもあるラブリーな神社です。
「こっちです!」と自然に誘導され、歩いて3分、住宅地の方へ向かいました。
「ここは元は畑だったんですよ。あ、大きな機械でなんかやってますね」と宮川さん。
ん?
んん?
「あ、あれ?見覚えある人ですね」
という茶番劇の先には、稲葉たっちゃんが。
農家ハンターのこの流れ、ソラシドエアの皆さんも楽しんで(慣れて)こられたでしょうか。
ここはかつてさつまいも畑だったそうです。
畑をやめても、芋の生命力はとっても強くて、今も草と蔓が元気いっぱいです。そこをもし再開墾しようとしたらまずは根強い蔓と戦わねばなりません。手持ちの草刈機で刈ろうもんならすぐに絡まってしまいます。専用の刃もあるようですが広い土地だと大変です。たっちゃんが操作するこの機械は、蔓に負けない知恵の詰まった機械なのだそうです。ちょっとわたしは理屈は分かりませんが; さつまいもの畑をどうにかしたい人の強い味方なんですね〜
鬱蒼とした葉が生い茂りイノシシさんの隠れ場としては最高ですが、この畑の周りには民家があります。こういうところを放っておかず管理すのが被害を防ぎ町や農地を「守る」大きなポイントなのです。
ということで、ここを農家ハンターでまた再開墾し、管理していくことになりました。
機械も体験していただきました。
大型機械にわくわくする皆さんは少年のようでした。
ソラシドエアさんとは、芋の苗植えや芋掘り、草刈りなどをこれまで一緒にやってきました。畑を一つやっていくにも、いかに手や時間がかかるものか、体力の必要なものか体感されているかと思います(わたしも)。だからこそ 機械、すごい…!ありがたい…!とその文明に感服するのでした。
今回は役職のある皆さまとご一緒させてただきました。またおいでくださいませ〜!