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2021.02.19

日本の鳥獣害問題をマジメに学ぶ。

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

レポート提出します!

農家ハンターの皆さんと関わって半年、

皆さんからお話を聞いたり、現場にご一緒したり、イノシシさんの体の仕組みまで学ばせてもらうこともありました。

 

ここで改めて、鳥獣害対策のこと、基本から学んでみよう!!

ということで、日本の現状と、国の施策などがどうなっているか 調べてみました。

 

実は、鳥獣害対策の概要について記事を書かせていただく機会があり、

調べたデータをまとめたのですが

大学のレポートか!とつっこみたくなるような仕上がり。。。笑

 

卒業して何年でしょう、久しぶりの感覚でした。

記念に公開します笑

↓↓↓

鳥獣害問題概要と国の支援について

↑↑↑

ぜんっぜん面白くないですが、概要を知りたい方はどうぞ!

 

 

どんなことにも言えますが、

概要を知る・数字を知るということと

現場を知ることの両輪で物事をみていくことが大事だと改めて感じます

現場だけだと「知った風」になってしまうし、

現場の苦悩・工夫があることを理解せずに対策をするのは難しい。

 

鳥獣害被害額 年間158億円

レポートに書いている「鳥獣害被害額 年間158億円」。

とは言われても正直ピンとこなかったので、

イメージをつかむために私なりに考えてみました。

りんご1個150円として、105,333,333個

人参1本40円として、395,000,000本

デコポン1個400円として、39,500,000個

 

一人当たりの食費を仮に月2万円として、年間24万円(庶民換算で失礼します)

となると、658人の人の年間の食費にあたります。

 

人の手で、人のために作ったものを、それだけシカやイノシシさんらが食べているんですね。

 

 

2020年、農家ハンターで捕らえたイノシシさんは1000頭です。

それぞれ1頭が人参を30本、りんごを10個、デコポンを20個の計10700円分食べたとして

1000頭分と考えると10,700,00円分を防げたことになる。。。かな?

売値計算だし、ざーーーっとですがご愛敬。

 

 

数字じゃ見えにくいけど

 

数字から見える、勝手な計算をしましたが、

農家ハンターは、地域の衰退を防ぐための”縁の下の力持ち”的な役割で 見えにくい利益もたくさん生んでいると思います。

 

数字も大切ですが、目指しているのは

おばちゃんが畑をやめなくていい状況になって

イノシシさんらがそれぞれのテリトリーで生きていくようになること。

こんな特別には感じない普通のことです。

 

ジビエファームに貼ってあるシート隠し撮り。思いが詰まってます

 

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2021.02.09

舌の肥えたヒヨドリちゃん

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

稲葉たっちゃんのデコポン農園にお邪魔してきました

web地図だけではたどり着かなそうな山の上。

 

八代海が見える、と思ったら反対側には有明海。

潮風の好きな柑橘育てにはもってこいの場所です。

 

犬のはなちゃんが元気に迎えてくれました。

彼女も時に狩のお手伝いをしてくれるそうです。

 

デコポンはちょうど収穫の真っ只中で

たっちゃんのお母さん・パートナー・弟さんが作業されていました。

奥さんと一緒に映るたっちゃんの笑顔は必見です。

 

 

収穫の合間、見せてもらったのはお隣さんの農場。

同じようにデコポンをはじめとした柑橘類が収穫を待っています。

 

が、よく見ると食べられている…!!!!!

ちょちょっと摘んで中をほじくったような跡。

 

 

 

 

これはヒヨドリちゃんが食べた跡だそうで その数といったら!!!!

 

しかも、酸味の少ないもの、糖度の高いものから狙われるそうです。

人間と好みが一緒ですね。

 

彼らも生きるため、とは言え、

あまりの量にこれでは経済的なダメージは明らか。

 

モチベーションの低下にも繋がってしまいます。

それは、特にご高齢の効果さんだと離農にも直結します。

 

 

うむむむ。。。

 

近くの高木にはヒヨドリたちの声で賑わっていました。

 

悪者はいない。

だからこそ厄介な困りごとです。

 

 

空からは鳥たちが、地上からはイノシシが狙っています。

 

生息数が適性になり、

生息範囲が人間と交わらない、それぞれのテリトリーを守ること。

 

鳥に至ってはどう対策すればよいのか勉強してみようと思います。

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2021.01.26

お肉が好きだから!!

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

 

農家ハンター社員歴半年の大池さよさん

 

空き家となった民家、荷物どっさりの状態を綺麗に整えるのがお上手です。

実家に帰ったら出てくるような、お母さんご飯もお手の物で、手際がものすごく良いです。

細かいことは気にしない感じが気持ちいいです。

音を奏でる、ヒーリングの何かすごいことができます(まだ聴いたことがありません、いつかしら)。

 

そんな彼女の入社の理由

仕事で社会貢献できること、

循環の環の中に入ってみたいという思いがあったこと、

ということも 大いにあるようですが。

 

一番最初に出てきたのは

「お肉が好きだから!!!」

 

キラッキラの目で言うのです。

 

彼女は、狩猟免許を持っています。

罠にかかったイノシシさんのところに行くこともあるし、

ジビエファームに届いたイノシシさんの解体もします。

 

以前、このブログでもご紹介したように

「どうイノシシさんの命を終わらせるか」ということも大切ですし、

解体をいかに丁寧にするかで、料理がしやすいか、美味しさを存分に引き出せるかが変わります。

 

彼女は、料理研究家の方のワークショップで学んだことを機に

解体するときに、もっと調理する人のことを考えて取り組む!と気持ちを新たにしたようです。

 

「このくらいでいいか」な妥協はなしで

切り方、スジの取り方など、解体の時にできることをやろう、と。

 

それも「美味しいお肉が食べたいから!!」が大きなポイント。

 

大池さんと話していると、

せっかくのイノシシさん、美味しく食べて欲しい、

この美味しさを味わって欲しい気持ちがとても強いのが印象的です。

 

食べながら

「おいしい〜!!!」という声が10秒に1回は聞こえてきます。

 

ありがとう!!

 

ある時、箱罠にかかったイノシシさんのところに行くのに同行させてもらいました。

そしてその後の一部始終を見せていただきました。

飼っていた犬の死に目にもあえていない私が、魚よりも大きいものの命が閉じていく瞬間を見たのは初めてでした。

最後の声を聞き、全てが終わった後に「ごめんね」と思わず言ってしまいました。

言った後にハッとしたし、

傍観者の立場で、誰かがやってくれているから安心して過ごしていられる私が言うのはキレイゴトだと分かっているけれど、思わず出てしまいました。

 

その横で、さよさんは元気よく

「ありがとう!!!!」

と言ったのです。

彼女は、循環の中でこのイノシシさんの命を無駄にしない、ということができます。

肥料になり、石けんになり、お肉になり、マスクケースになり、ジャーキーになり

社会課題への理解を深めることになります。

 

浅はかな言葉を反省しました。

そして、さよさんをはじめ、こうやって無駄にしないということに従事してくれることのありがたみも感じました。

 

こんな子に食べられたら嬉しいだろうなぁイノシシさん。

それぞれの役割で

 

大池さんのみならず、

ジビエファームのメンバーである猪上くん、佐渡さんも、

それぞれのカラーがあって、それぞれの役割があります。

周りのサポーターにがしっと支えられながら、それぞれが誠心誠意イノシシさんに向き合っていますので、

ジビエファームから届くお肉は、きっともっともっと美味しくなることと思います。

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2021.01.12

ジビエ飯をいただきました

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです

2021年1月12日 彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

農家ハンターでは、ジビエ料理のエキスパート・西村直子さんが、ジビエクッキングレッスンをしてくださり、

そのレッスンの復習ということで私たちも振る舞っていただきました。

 

 

偶然来てくれていた、熊本の人気者・キムカズさんもご一緒に♪

(偶然がやたらすごいのが農家ハンターあるある)

 

火を通したレタスで巻いた、サムギョプサルならぬイノギョプサル、

ハーブやスパイスで漬け込んだもの、

ハムにソーセージ、阿蘇のタカナード添え…

ニンニク・玉ねぎとの最強焼肉

 

 

匂いだけでご飯食べれます。3杯いけます。

写真だけでお伝えするのはもったいないけど、とにもかくにもみなさん大満足!!

 

 

 

 

 

 

 

小学生からは

「熊本の黒毛和牛より美味しい…!!」

のお言葉いただきましたー!!

 

これまでの猪肉の概念を覆した…!とそんな声も聞こえてきました。

 

 

 

 

クッキングレッスンは、社員の大池さんにとって大きな刺激になったようです。

 

「誰が調理しても美味しくなるものでなければならない。

それは、イノシシさん解体の仕方次第だと痛感。やれること、やりたいことはたくさんある!」

 

 

前日に、天草の海で釣ったというガラカブも揚げてくれました♪

釣ったのは猪上くんと大池さん!

 

美味しかったなぁ〜

自然の美味しいものだらけです。

 

 

美味しさを届けたい!!

ので今回もリンク貼っておきます。

 

https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E8%BE%B2%E5%AE%B6%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC/

まわしものみたいで恐縮ですけど笑

本当に口にされたみなさんの感動の声や表情を  よーーーく見て聞いているので、

お知らせしたいのです。

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2021.01.04

KMバイオロジクスさんと作戦会議!

あけましておめでとうございます

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

3つ前の投稿で、KMバイオロジクスさんにジビエ料理を振る舞ったことについて書きました。

 

あれから、実は農家ハンター宮川氏・さよちゃんが、KMバイオロジクスの永里社長はじめ幹部の皆さまに会いにお邪魔してきました!

わたしも、図々しく同行させていただいちゃいました。

 

絶景のKMバイオロジクスさんへ!

 

まず熊本市の北部から阿蘇までを望める展望台のようなお部屋にびっくり。

完全におのぼりさんの私たち、感激しっぱなしです。

 

以前、宮川氏による、農家ハンタープレゼンは聴いていただいており、

今回はどんなことを農家ハンターが目指しているのか、ということを伝えることができました。

 

「今は農家さんが困ってる、で住むかもしれない。けれどもっともっとイノシシさんが人里に現れるようになり、万が一子どもに何かあってからでは遅い。イノシシを悪者にしたくないし、誰も被害に遭ってほしくはない。農家ハンターは、それを阻止し、共存していくための取り組みです」

 

 

 

永里社長は 熱心に聞いてくださっていました。

どうしてここまでイノシシが増えたのか、という話の流れでコロナウイルスの話になりました。

 

「何が害か、というのは、見方で変わる。
たとえばコロナウイルスも、必ずしも悪者とは言えない。広い視野で見たときには、人間の方がもしかするとよっぽど害と言えるかもしれない。
そこに目を向けず、ワクチンがあればいいということだけでは、本当の問題は解決していかない。」

私は、永里社長が、ワクチンの開発に並々ならぬ責任感を持っておられるご様子を垣間見ています。

この言葉から、直面している課題の根本を見ておられるのだと思いました。

 

 

立田山でも

永里社長は、ここから目と鼻の先にある立田山でもイノシシが増えていることを危惧しておられ、

それに対し、企業として何かできることはないか考えている中での農家ハンターとの出会いでした。

「三角で培ったノウハウを、立田山や他の地域に生かすことはできるか」

「KMBの社員が手伝える、具体的なことはなんだろうか」

「社員に理解を深めてもらうために、こんなことをしてはどうだろうか」

などなど、社長はじめ皆さんから色々な意見が出されました。

 

社食のメニューにジビエ料理を加えていただくという元々の案がありましたが、それに限らずさらに可能性に満ちた話ができ、

そこで出たアイディアのいくつかを形にすることを約束してくれました。

内容はオフレコかもしれないのでまだ黙っておきます♡

 

社会課題の解決に本気の企業が地元にあるなんて、誇らしい気持ちになりました。

 

こんな地元企業とタッグを組めるなんて、なんて嬉しいことでしょう!

今年も農家ハンターから目が離せません。

みなさんも、どうぞ追いかけてくださいませ。

 

 

最後に、学生時代のマドンナに再会し喜び全開の宮川さん、記念に小さく載せておきます。

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