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2023.06.10

くまもと林業大学校で授業!

みなさん、お久しぶりです!

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

2023年6月彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

 

 

くまもと林業大学校へ

 

熊本市の立田山に、稲葉たっちゃんと大池さよちゃんがやってきました。

くまもと林業大学校の生徒さんへの授業のためです。

 

わたし、恥ずかしながら立田山にそんなところがあるなんて知りませんでしたが

とっても良い環境の中でみなさん学んでおられました。

緑に囲まれて、夏も心地良さそうです。

 

くまもと林業大学校の生徒さんは、

春に高校を卒業したばかりの方や、社会人から林業に携わるために転職を予定している人など

「林業でいくぜ!」と本気の人たちです。

 

 

ITを学べ!

今回のお話で印象的だったのは

「ITを学んでおいたらいいよ!」

と強めにおすすめしていたことです。

 

鳥獣対策の話をしに行っていたんですが、

ITの話やデジタルに強い人材になることの意義についても伝えていました。

 

生徒さんがみなさんお若いこともあったと思います。

 

地域や林業界のコミュニティに入り込むのは、きっと難しさを感じることだと、

たっちゃんはこれまでの経験から知っています。

特に田舎では、新参者の入る隙間がなかなかありませんし、信用してもらうまでに時間がかかります。

 

そんなとき、シニアの方々の苦手なデジタル面で知識や技術は武器になる、とたっちゃんは言います。

 

 

命を守るIT技術

また、林業の現場は危険と隣り合わせ。でもなかなか助けを呼びづらい環境です。

携帯の電波の入らない山奥で、もしも体に何かあったら?事故があったら?

 

実際に熊本でも林業関係者の悲しい事故があっています。

 

そんな事態を備えるために、

精度の高くなっている長距離無線の活用についても話がありました。

位置情報も送れるので、「あの日本杉の奥の〜…」みたいな説明をせずにすみます。

 

 

林業に関することで、初めて聞いた話もありました。

 

林業に携わる中で、鳥獣問題を難しく感じるところに、

バランスをとりづらいということが挙げられます。

 

木を切る人、植える人、ネットを張る人がバラバラだったりすると、

どこに責任があるかがわかりにくく、バランスをとるのが難しいのだそうです。

それで鳥獣対策が遅れてしまいます。

 

「地域と山」

「地域と畑」

「集落全体で地域を守る」

ということが大切なんだというお話、大変勉強になりました。

 

クラフトワークショップ

 

 

 

 

 

 

革のワークショップの講師は大池さよちゃん!

ねじねじキーホルダーを作ります。

 

実はわたし、一度もねじねじしたことありません。

作るみなさんがよくつまづいておられるので、難しさは感じとっていますが笑

 

でも、みなさん全体的にとってもお上手でした!

綺麗で、スピーディ。

みんなで助け合って仕上げる姿も素敵✨

 

ワークショップの目的は、

獣害問題を前に、狩猟して捨てるのか?食べるのか?

だけでなく、いろんな使い方に触れ、

いろんな部位が使える可能性を感じてもらうために企画したのでした。

 

 

 

先生も一生懸命!そして仕上がりは美しかったです。

 

 

生徒さん、とてもシャイでしたが、

⚪︎狩猟のこと、ためになった

⚪︎Geo Chatの機能をすごいと思った

⚪︎キーホルダー作りおもしろかった。難しかった

ちょこっと感想を寄せてくれました。

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2023.04.26

空き家再生!リノベーション第一弾終了ー!

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

2023年4月彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

 

この日は、リノベーション第一弾 最終日。

昨年5月に第一回を実施し2ヶ月に一度のペースで取り組んできました。

そして、ついに、一棟のリノベーションが終了しました!ぱふぱふー!

 

 

鳥獣対策でイノシシさんを捕まえるのが農家ハンターじゃないの!?

という疑問をお持ちの方は多いかと思います。

そう、それも大切なミッションです。

 

1番の農家ハンターのビジョンである「農家が地域のヒーローになる」を掲げて、地域の課題である鳥獣対策に取り組んできました。

 

訪問された方やインターン生が泊まれる宿泊所として、空き家を活用し出したのが始まりです(たぶん)

 

今や、空き家問題は日本に広がる大きな課題です。

 

罠をかけてイノシシさんを捕まえて、お肉にして、販売して、講演して、レクチャーして、授業して、開発して、

イノシシさんを飛び越えていろんな分野の専門家から学んで、そして空き家のリノベーションまでやってしまう農家ハンター。

 

どこにいくのーどこまでいくのーとメガホンを持って皆さんの背中に問いたくなりますが

全ての活動の根っこにあるのは「地域のために」というマインドでした。

 

 

ということで!

空き家再生リノベーション第一弾、怪我もなく終わりましたよー!

 

最後は、塗る工程がたくさん。

 

それがまた童心に返った様で楽しいんです。

上手か下手かをいう人はいません。

塗った場所にたっぷり個性がありますので、泊まる方はそんなのも目を向けていただけたらおもしろいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

わたしも、毎回手伝わせてもらっていますが確実にDIY力がついてきました。

みんなの救世主・即戦力でした。

(と、宮川さんと同じ様なことを言ってしまいますが)ネジを斜めにうってしまうところからするとだいぶ成長しました。

 

講師である、地域おこし空き家興しのパイオニア・加藤潤さんは、

回を重ねるうちに、だんだんどこにいるか分からなくなっていきました。

 

はじめは手取り足取り、その場で教えてくれながら進めていたのですが

「あれ、加藤さんどこだっけ」という場面が多くなりました。

 

みんなが作業する間、加藤さんはマニアックなところをしてくれていたり
フォローに徹したりと加藤さんの動きが変わっていったのです。

 

というのも、みんなの技術が高まり、できることが増えていったから。

大抵のことはアドバイスをいただくだけでできるようになってきました。

「分からない。できない」だったのが

「こうしたらいいんじゃない?」に変わりました。

 

 

 

プロに頼めば、早いし確実。

でも、そこに自分たちが携わっていくのが農家ハンターらしいです。

自分たちのスキルアップに繋げちゃって、武器にしちゃう。

 

 

 

たっちゃんなんて、見た目もすっかり左官職人さんです。笑

 

 

 

そして、この空き家再生を通じてつながるご縁もまた、楽しいものでした。

わたしは、みんなで食べるお昼ご飯の時間がとても好きでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じに仕上がりました。

 

 

 

 

 

さぁこのノウハウをまた活かしていきますよ!

 

過去の写真と共に振り返って、今回のブログは締めたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2023.04.11

バンブーでクリエイティブ!

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!
2023年4月、彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

 

集まったのは 宿泊施設「鶴」の裏にある立派な竹林。

 

「あれにする?」

「こっがよかよ」

と竹を選び、切り始めます。

 

 

バサァッと倒れた竹。

お上手だと思ったら、講師は宮川さんとたっちゃん仲良しの先輩である現役大工さんです。

 

 

 

 

それを宮川さんが運びます。

ちょっとわざとらしいでしょう?笑

 

その竹を切って何をするかというと…

 

 

 

 

 

 

 

お米を入れて炊くのです!

 

 

 

飯盒はできたけど、どうやって火にかけようか?

と相談し、さくさくと作った竹の土台。

 

 

 

 

火にかけている間に師匠は切ったり削ったり結ったりして何やら作っています。

 

 

 

 

 

 

 

じゃん!

 

お酌!!

 

そして花挿し!

 

 

 

 

 

鶴の玄関に備え付けます。

 

まるで着物を着た上品なマダムが生けていそうですが、おじちゃん2人の力作です!笑

 

 

熱燗も竹で!

とは言ってもお酒はないからお湯です。

竹でお湯を沸かし飲んでみるとほんのり甘い。

 

 

そうこうして遊んでいるうちにご飯が炊き上がりました。

 

 

 

ふっくらして、身体を包み込んでくれるような深い熱さ。

甘みもあって、ご飯だけで何杯も食べたくなる美味しさです。

 

 

 

 

 

 

 

師匠、なんでも作れちゃうし、たっちゃんも教わりながら器用に作っちゃう。

 

これは子どもも大人もわくわくするアクティビティになりそうです!

 

またやりたいなぁ〜

 

 

くまもと☆農家ハンターでは、鳥獣問題を学びながら戸馳島や三角町に人を呼び魅力を感じてもらう農泊事業を手掛けています。

イノシシさん対策を軸に、あれこれ楽しんでもらえるよう、時間をかけて学び企画しています。

今回の学びも きっと皆さんとも楽しめるアクティビティになるでしょう。

 

お楽しみに〜!

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2023.03.27

宇城市・守田憲史市長に表敬訪問

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

2023年3月、彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

年末から年度末にかけ、輝かしい賞を受賞している農家ハンター。

大切なホーム・宇城市の守田憲史市長にご報告に行ってきました。

 

「表敬訪問をしてもいいの…?」

と、恐縮していた様子ではありましたが、これまでの活動や鳥獣対策の次の課題、最近の受賞や日頃お礼など諸々をお話ししました。

 

 

 

 

 

実は守田憲史市長は、食肉加工場「ジビエファーム」の落成式にもおいでくださっていたのです。

2020年1月の市の広報誌、見つけました♪

 

 

 

市長は、各所で農家ハンターの活動に対するお声を聞いておられたそうです。

落成式から3年がたち、農家ハンターの活動もさらに幅広くなってきました。

 

パンフレット(大活躍!)をもとにお話ししたところ、

「ご活動内容がよくわかりました。市としてできることはなんでもします」

とおっしゃってくださいました。

なんと心強い……!

 

 

 

 

 

 

守田憲史市長ともイノシシピース!

 

 

 

和やかな表敬訪問終えた後は、企画課や農政課にご挨拶をしてまわりました。

 

 

 

職員の皆さん、集まってきてくださり、喜んでくださっているご様子を見て
農家ハンターとどんな関係性なのか、どんなコミュニケーションををとっているのかが見えてきた気がしました。

 

「あかるく楽しく元気よく!」

と宮川さんはいつも講演の際などにおっしゃっていますが

もう一つ「誠心誠意」という言葉がぴったりです。

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2023.03.14

皮剥実習からの 革製品づくり/八代農業高校泉分校

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

2023年3月彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます!

 

12月にご紹介した、八代農業高校、泉分校での皮剥ぎ実習、覚えておられますか?
これです→ https://farmer-hunter.com/blog/3396

 

シカさんはまだ干して、そのうち太鼓に変身する予定です。
イノシシさんの皮は染色を終え、いよいよ小物作り!

 

ということで、

三角から熊本市の坪井に移動して頑張っている革職人・ Atlier kobitoの西山くんと
農家ハンターからは 稲葉たっちゃん、そしてさよちゃんが講師として泉分校へ行きました。

 

 

 

今年度の色は、赤と皮そのままの生成り。

農家ハンターでも赤はよく使いますが、ここの皮はだいぶ鮮やかに染まりました。
同じように染めても、仕上がりは個体によって差があります。

 

 

 

 

まずは、何を作るか?から決めます。

ねじねじキーリングはさよ先生、
アクセントチャームリングは西山先生に習います。

 

 

 

 

次に、どの皮を使うか?

去年以前に先輩方が剥いだ皮の残りもあり、いろんな色を選びます。

 

 

 

 

 

 

 

生成りが人気!

理由を聞くと

「これ、剥いだのが自分たちのグループだから」

だそうです。

剥いだ皮から小物が作れたら思い出になりますね!

 

 

まっすぐ皮を切るところから苦戦。
線を引いたって難しいのです。

ズレるとその後がまた大変なので神経使います。

 

 

 

 

 

ねじねじは、相変わらずみんなを困らせます。

シンプルに見えてめちゃ難しいんです!

一発でできた人を見たことありません。

 

すっかりねじねじの達人となったさよ先生と動画に教わりながらがんばります。

先生も真剣です。

 

 

 

 

 

 

 

アクセントキーリングは、一色だけでなくいくつかの皮を組み合わせて作るので
皮の色選びもまた楽しそうです。

 

このクラスのオリジナル焼印を押し、最高のオリジナルリングになりました!

(焼印がある学校もまたすごいですよね;)

 

 

 

難しいハート型を作る強者もいましたよ。

 

楽しそうだったなぁ〜

 

 

 

 

 

 

鳥獣対策して、皮剥いで、小物作って……

なんと生きた学びでしょう!

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