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2022.12.05

イノシシさん・シカさん皮剥実習 at 八代農業高校 泉分校

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!
2022年12月、彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

八代農業高校・泉分校で
イノシシさん&シカさんの皮剥実習が行われました!

 

地元の猟師のテラカワさんと学校の先生が朝から捕獲したシカさんと
猪上くんが連れてきたイノシシさんの体を借りました。

シカの皮剥ぎはテラカワさん、イノシシさんの皮剥は猪上くんが先生です。

 

 

 

1時間目は2年生、2時間目は1年生が実習します。

2年生は去年に引き続き2回目ということでスムーズな手捌き!

 

さぁクイズです。
イノシシとシカ、どっちの皮剥が大変でしょう?

 

それぞれの特徴

イノシシ・・・脂肪が多いから膜が硬い。剥ぐの大変。

シカ・・・首から下の皮は、吊るしておけばベリベリ剥がせる。でも背中はプルプルなので、薄皮を剥ぐのは大変。

 

皮を剥いでどうするかというと…
シカの皮は太鼓に、
イノシシの皮はクラフトに変身する予定です。

 

まずは、個体からざっくり皮をはがすことから。

ダニに気をつけながら剥いでいきます。

 

豪快にしちゃうと、刃が皮を貫いてしまいます。
特にシカは太鼓にするので、大きな傷があると作れなくなっちゃう!

って、どえらいプレッシャーの中で、丁寧に作業します。

 

 

 

大まかに皮をはいだ後は、ひたすら細かい作業です。腰も目も痛くなる感じ。

皮は腐らず、取り除けなかった肉片が腐ります。
手間はかかりますが、必要なことなんですね。

見てる私としては、どんどん肉と皮が分かれていくのが気持ちよかったですが笑

 

 

 

 

丸太に皮をかけ、刃物で肉片を取り除くグループもありました。
これは、川を剥ぐために作られた道具だそうです。丸太と刃物のカーブが同じ形状のものをつくれば、穴が開くリスクは減らせます。
丸太は一つだったので、他はみんな作業テーブルや地面での作業となりました。

 

 

 

肉片を取り除いたら乾かします。

シカさんは2〜3ヶ月かけて日陰で干します。

触ってパリパリに感じるのが目安。
太鼓になってドンドンされても破れたりしないよう、
湿気もほどほどに吸収しながら乾燥するのが良いのだそうです。

イノシシさんは塩をまぶして保存します。そのうち毛も抜けていくようです〜

 

 

 

生徒さんに少しだけ感想をお聞きしました。

3年生の丸太くん
「個体から皮をはぐところが一番大変。でもおもしろいです」

2年生の池田さん
「穴を開けないようにするのが難しかった」

 

プロフェッショナルの猪上くんはというと、
皮剥ぐだけで15分、綺麗に皮だけにするなら2時間はかかるそうです。

革製品ってそんな細かい、根気強さの先にできるものなんですね。

 

先生もがっつり一緒にやってくれました!

 

イノシシとシカ、どっちの皮剥が大変?

の答えは、とりあえずまだ出せません!
どっちも大変〜〜〜!!

 

 

 

皮剥の後は、BBQでした!

学校でBBQ!高校生イエイ!!

 

 

 

 

 

 

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2022.11.28

【鳥獣被害防止対策強化月間のお知らせ】R4年11月22日~R4年12月22日までの1ヶ月間

山の食べ物が少なくなるこの時期
イノシシさんたちは畑の農作物につられて山から降りてきます。
この時期に、農作物の美味しさを知ってしまった
イノシシさんたち野生動物は山へなかなか帰りません。
山へ帰らなくなってしまうイノシシさんたちを増やさないためには、
今この時期から不用意に「エサ」となる農作物を与えないことが重要です!!
熊本県では
11月22日~12月22日までの1ヶ月間を
鳥獣被害防止対策強化月間としています。
最も「えづけSTOP!」による効果の出やすいこの時期に
身の回りのできる「えづけSTOP!」からはじめてみませんか?
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↓熊本県鳥獣被害対策のチャンネルには「えづけSTOP!」について1分ほどでわかりやすく紹介されています。
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2022.11.24

【鳥獣被害防止対策強化月間のお知らせ2】R4年11月22日~R4年12月22日までの1ヶ月間

 

R4年11月22日~R4年12月22日までの1ヶ月間

 

熊本県内では、「えづけSTOP!対策」へ力をいれています。

最も効果の高いこの時期から「えづけSTOP!対策」を始めましょう!!

 

「えづけSTOP!対策」とは?

野生鳥獣は、「えさ」となる農作物があり、付近に安全に身を隠すことのできる藪などの「ひそみ場」がある場所を学習し毎日のように通うようになります。このため、野生鳥獣の「えさ」となるものを取り除き、藪など刈り込み「ひそみ場」を無くすことは、野生鳥獣にとってその場の魅力が無くなり近寄らなくなります。このような、「えさ」や「ひそみ場」の除去を「えづけSTOP!対策」と呼びます。

えづけSTOP!対策」鳥獣被害対策について|宇土市公式ホームページ

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2022.11.23

宇土市網田のみなさんと金柵張り

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!
2022年11月、彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

 

 

宇土市の網田の上床地区にある水源に、金柵が設置されました。

上床地区の住民の方々は、農家ハンターに研修にいらっしゃったことがあります。

以前ブログでもご紹介しましたね。

 

宇土市が主催した、鳥獣対策セミナーにもおいでになっていました。

 

先陣を切って、地区を守ろうとする区長さん、そして地域のみなさん。

ご高齢ながら、”自分ごと”としてイノシシさん対策をしています。

 

 

 

さて、問題の水源は、網田の平野から有明海、そして雲仙が美しく見えるところにありました。

この水は地域の農地に水を送り、集落を流れ、住んでいる方々の生活のそばにある大切なものです。

 

 

水源があるのもよく見ないと分からないほど、周りの土手がイノシシさんによって荒らされていました。

水を求めるイノシシさん。

もっと山の奥にある水を求めてくれたらいいのですが、

集落そばのこの水源にやってくるのです。

 

 

 

 

 

 

 

金柵のメーカーさんに教えてもらいながら、設置スタート。

2mごとに支柱を立て、金柵を張っていきます。

 

 

 

水源の水が流れ、足元もぐちょぐちょ、
大きな岩もありました。クレーンで取り除きます。

 

 

 

 

柵をゆるみなく張るために、木に道具をつけて引っ張ったり、

これはなかなか大変。

ゆるむと、そこがイノシシさんの入口になってしまいます。

 

支柱となるものを等間隔で地面に打ち込むのが、一番時間のかかる作業です。

 

 

 

 

 

 

住民のみなさん和気藹々なのがよかった!

面倒な作業も明るさで楽しくなります。

 

 

お昼には、町内のマダムたちがおむすびやお弁当をご用意くださり、

さよちゃんのお手製猪汁と一緒に一休み。

宇土市の職員さんも一緒です。

 

さよちゃんの具沢山の猪汁にみんなほっこりでした。

 

 

 

 

 

 

 

町内のみなさん、本当に仲が良くて明るくて、一緒にいると元気になります。

 

わたしは途中までで失礼しましたが、一日かけてぐるりと金柵を張り終えたそうです。

おつかれさまでしたー!!!

 

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2022.11.10

行政マン&ウーマンがやってきた!

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!
2022年11月、彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

 

全国過疎問題シンポジウム2022inくまもと

が行われ、過疎というキーワードで通じる地域の行政マン&ウーマンが戸馳にやってきました!

鳥獣問題はその多くの地域で課題になっていることでしょう。

 

宇城市役所から、宮川さんがバスガイドを務め(見たかった)
三角町防災センターへ。

 

農家ハンターの活動をご紹介しました。

 

① 自分しかできないことか?
② ワクワクドキドキすることか?
③ 人の役に立つことか?

 

この3つを考えて、スタートした農家ハンターの活動。

一番の目的は、【農家を地域のヒーローにしていきたい!】

 

ちょいちょい飛ばされる、絶好調の宮川ギャグにあまり反応がないほど
みなさん聞き入っておられたようでした!笑

 

 

 

講演のあとは、戸馳島へ移動します。

 

ジビエファームに、こんなに多くの人が集まったのは初めて!

 

 

 

 

 

ここでは捕れたばかりのイノシシさんがみなさんを待っていました。

たっちゃんが説明します。

「民間の施設なのか、行政が入っているのか」

という質問がありました。

 

農家ハンター、民間で運営しています!

 

 

そして、イノシシさんをまるっと堆肥にできる機械。

 

鳥獣対策の1番の壁となるのは、捕獲した後。

どう処分するのかということです。

 

困っている人の多くは猟師さんではありませんし、

イノシシやシカが出る ≒ 過疎地域 = 高齢者の多い地域
なので

誰でも取りかかりやすいシステムがあるかどうかが
鳥獣対策の成功のカギと言えるかもしれません。

 

その時に大活躍なのが農家ハンターにある、

イノシシさんを丸ごと堆肥にしちゃう機械です。

 

個人で買える金額ではございませんので、いろんな地域にあればいいですね。

 

 

さぁ御一行は、宿泊施設の”鶴”と宮川洋蘭へ。

 

たっちゃんは鶴のご紹介。

二酸化炭素吸収率の高い桐を植える計画や

鶴のこれからの展開についてなどなどお話ししました。

 

空き家問題も過疎地域の共通の話題です。

 

 

 

 

 

わたしは、農家ハンターの取り組みのように、
ちょっと難しいことも”地域のお荷物”ではなく”お宝”と
捉え直しができるような活動が広がるといいなとこっそり思っています。

 

 

宮川洋蘭は見応え大!一面の蘭を見るなんてなかなかないですよね。

 

 

 

 

宮川洋蘭のサステナブルな取り組みをご紹介すると、わたしはいつも感激するのです。

 

蘭生産はサステナブルではないと宮川さんおっしゃいますが

だからと言ってその産業をやめればいいということではなく

“自他共に”の視点で ここから何ができるか探し!

みたいなことが積み上がるのが大切なような気がしてます。

 

甘いみかんのおもてなし🍊

 

 

お見送りも全力!

 

 

 

おいでになられた行政マン&ウーマンのみなさん、

ぜひジビエツーリズムにおいでください!😆

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