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2021.03.19

レザークラフト体験!素敵なバッグが仕上がりました

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

レザークラフトワークショップ開催!

農家ハンターで行われたレザークラフトのワークショップに参加させていただきました。

 

 

講師は東京からUターンして、三角でレザー工房を開いているatlier kobitoの西山さん。

前職で、関東で製作工程を学び、

レザー本場のイタリアで更に学び、地元・三角で起業されました。

 

 

アトリエはジビエファームからそんなに離れていませんが、

わたしは山奥過ぎてたどり着けませんでした\(^o^)/

ナビだってお手上げな、とても空気の綺麗なところで作られているようです。

 

 

三角で起業してがんばる若手を応援したい!

という気持ちと

イノシシさんの革を使ったコラボができればおもしろいね!

ということで、農家ハンターでのワークショップ開催が実現しました。

 

工程はシンプルだけど・・・

 

革を好きな色に染めて

角をとって

接着剤をつけて

留め具の色を決めて

カンカンやって留めて

やすりで削って・・・

 

こう書くとそんなに多くの工程ではありませんね。

バッグも縫製なしでできる、シンプルなタイプを考えてくれたのですが

それでも完成までに4時間みっちりかかりました。

西山先生が入念いい下準備してくれていたので、これを一からとなるときっと半日コースです。

 

作家さんが日頃かけている手間が見えたようで

物を大切にしようという気持ちにもなります。

手作りって尊い!職人さんに敬礼!な気分です。

一心不乱に、

そして(頻繁に)出てくる宮川さんからの笑いの爆弾に和みながら

気づけば時間がたっていて

仕上がったころには達成感でみなさんとても良い表情をしていました。

 

奥が深い!おもしろい!

 

 

 

 

 

今回は初回ということで、西山先生が扱うことの多い牛革を使ってバッグを作りましたが

どんな牛さんの革か、どんな特徴があるか、

どうやって普段製作しているかなど話をしていただけたので

背景を想像しながら作成することができ、愛着も倍増です。

 

 

 

 

イノシシさんの革は、牛革よりもっと柔らかいです。

イノシシさんの革で作るなら、どんなものがいいでしょう?

農家ハンターのワクワクは止まりません。

 

 

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2021.02.26

KMバイオロジクスさんでSDGs講演会と販売会

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

 

2月初旬、KMバイオロジクスさんで行われたSDGs講演会

農家ハンター代表の宮川氏、稲葉氏が社員のみなさんに向けてお話しました。

 

 

講演会は会議室で行われ、社内オンラインで受講される方もいらっしゃいました。

 

KMバイオロジクスの永里社長の大ファンな私は

後ろからはなかなかお姿を探せず、「今日はいらっしゃっていないかな」と思いましたが

一番前で聞いておられました。

 

永里社長も、もともと鳥獣害問題に危機感を募らせておられたところに農家ハンターとの縁があり、

「具体的にできることを」と実行に移しておられます。

この講演会もその一つです。

社員さんからの質問に、

「それは僕が答える」

と答える一幕も。

 

この講演会や販売会、これまで懇親の場を設けてくれた立役者は、社員の面木(おもき)さんです。

彼の働きかけがなければ、このご縁もずっと時差があったことでしょうし、繋がらなかったかもしれません。

 

 

同時開催の販売会では、宮川水木さん、大池さよちゃんが大活躍。

ジビエソーセージ、カレー、イノシシ石鹸サングリエ、そしてイノシシさんから守った稲葉たっちゃんのデコポン(旬!!!)は

あっという間に売れていきました。

事前に社内通知してくださったおかげで、講演会を聞けなかった方も買いに来てくれました。

売り切れるまでのスピードの速さたるや!

 

 

 

 

 

「またやりましょうね。次はあぁしてこうして…」

と改善策を話していたのは、仕掛け人の面木さんと広報課長の藤田さん。

 

大きい会社ですので、社内告知するのも予約を受けるのもお手間のかかること。

それを提案型で進めていかれるご様子が素敵でした。

 

そして、

「それは皆さんの手間がかかるから、軽トラで詰め放題式にして…」

とさらに提案していく宮川氏&稲葉氏、

このプラスのエネルギーとリスペクトの渦が素晴らしいのです。

 

 

また次回、次は「なくなりましたごめんなさい」のないくらい、大量に持参するとお約束して解散しました。

 

 

 

そうそう、職員さんの中に、

「農家ハンターの野口くんのお茶を買っています!彼の仲間だから絶対に間違いないということで買いに来ました」

という方も。

農家ハンター結成直後に、ジビエについて教えてくれた方との再会もあり、

当時を知らない私も、結成後の奮闘を垣間見れたような気がしました。

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2021.02.19

日本の鳥獣害問題をマジメに学ぶ。

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

レポート提出します!

農家ハンターの皆さんと関わって半年、

皆さんからお話を聞いたり、現場にご一緒したり、イノシシさんの体の仕組みまで学ばせてもらうこともありました。

 

ここで改めて、鳥獣害対策のこと、基本から学んでみよう!!

ということで、日本の現状と、国の施策などがどうなっているか 調べてみました。

 

実は、鳥獣害対策の概要について記事を書かせていただく機会があり、

調べたデータをまとめたのですが

大学のレポートか!とつっこみたくなるような仕上がり。。。笑

 

卒業して何年でしょう、久しぶりの感覚でした。

記念に公開します笑

↓↓↓

鳥獣害問題概要と国の支援について

↑↑↑

ぜんっぜん面白くないですが、概要を知りたい方はどうぞ!

 

 

どんなことにも言えますが、

概要を知る・数字を知るということと

現場を知ることの両輪で物事をみていくことが大事だと改めて感じます

現場だけだと「知った風」になってしまうし、

現場の苦悩・工夫があることを理解せずに対策をするのは難しい。

 

鳥獣害被害額 年間158億円

レポートに書いている「鳥獣害被害額 年間158億円」。

とは言われても正直ピンとこなかったので、

イメージをつかむために私なりに考えてみました。

りんご1個150円として、105,333,333個

人参1本40円として、395,000,000本

デコポン1個400円として、39,500,000個

 

一人当たりの食費を仮に月2万円として、年間24万円(庶民換算で失礼します)

となると、658人の人の年間の食費にあたります。

 

人の手で、人のために作ったものを、それだけシカやイノシシさんらが食べているんですね。

 

 

2020年、農家ハンターで捕らえたイノシシさんは1000頭です。

それぞれ1頭が人参を30本、りんごを10個、デコポンを20個の計10700円分食べたとして

1000頭分と考えると10,700,00円分を防げたことになる。。。かな?

売値計算だし、ざーーーっとですがご愛敬。

 

 

数字じゃ見えにくいけど

 

数字から見える、勝手な計算をしましたが、

農家ハンターは、地域の衰退を防ぐための”縁の下の力持ち”的な役割で 見えにくい利益もたくさん生んでいると思います。

 

数字も大切ですが、目指しているのは

おばちゃんが畑をやめなくていい状況になって

イノシシさんらがそれぞれのテリトリーで生きていくようになること。

こんな特別には感じない普通のことです。

 

ジビエファームに貼ってあるシート隠し撮り。思いが詰まってます

 

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2021.02.09

舌の肥えたヒヨドリちゃん

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

稲葉たっちゃんのデコポン農園にお邪魔してきました

web地図だけではたどり着かなそうな山の上。

 

八代海が見える、と思ったら反対側には有明海。

潮風の好きな柑橘育てにはもってこいの場所です。

 

犬のはなちゃんが元気に迎えてくれました。

彼女も時に狩のお手伝いをしてくれるそうです。

 

デコポンはちょうど収穫の真っ只中で

たっちゃんのお母さん・パートナー・弟さんが作業されていました。

奥さんと一緒に映るたっちゃんの笑顔は必見です。

 

 

収穫の合間、見せてもらったのはお隣さんの農場。

同じようにデコポンをはじめとした柑橘類が収穫を待っています。

 

が、よく見ると食べられている…!!!!!

ちょちょっと摘んで中をほじくったような跡。

 

 

 

 

これはヒヨドリちゃんが食べた跡だそうで その数といったら!!!!

 

しかも、酸味の少ないもの、糖度の高いものから狙われるそうです。

人間と好みが一緒ですね。

 

彼らも生きるため、とは言え、

あまりの量にこれでは経済的なダメージは明らか。

 

モチベーションの低下にも繋がってしまいます。

それは、特にご高齢の効果さんだと離農にも直結します。

 

 

うむむむ。。。

 

近くの高木にはヒヨドリたちの声で賑わっていました。

 

悪者はいない。

だからこそ厄介な困りごとです。

 

 

空からは鳥たちが、地上からはイノシシが狙っています。

 

生息数が適性になり、

生息範囲が人間と交わらない、それぞれのテリトリーを守ること。

 

鳥に至ってはどう対策すればよいのか勉強してみようと思います。

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2021.01.26

お肉が好きだから!!

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

 

農家ハンター社員歴半年の大池さよさん

 

空き家となった民家、荷物どっさりの状態を綺麗に整えるのがお上手です。

実家に帰ったら出てくるような、お母さんご飯もお手の物で、手際がものすごく良いです。

細かいことは気にしない感じが気持ちいいです。

音を奏でる、ヒーリングの何かすごいことができます(まだ聴いたことがありません、いつかしら)。

 

そんな彼女の入社の理由

仕事で社会貢献できること、

循環の環の中に入ってみたいという思いがあったこと、

ということも 大いにあるようですが。

 

一番最初に出てきたのは

「お肉が好きだから!!!」

 

キラッキラの目で言うのです。

 

彼女は、狩猟免許を持っています。

罠にかかったイノシシさんのところに行くこともあるし、

ジビエファームに届いたイノシシさんの解体もします。

 

以前、このブログでもご紹介したように

「どうイノシシさんの命を終わらせるか」ということも大切ですし、

解体をいかに丁寧にするかで、料理がしやすいか、美味しさを存分に引き出せるかが変わります。

 

彼女は、料理研究家の方のワークショップで学んだことを機に

解体するときに、もっと調理する人のことを考えて取り組む!と気持ちを新たにしたようです。

 

「このくらいでいいか」な妥協はなしで

切り方、スジの取り方など、解体の時にできることをやろう、と。

 

それも「美味しいお肉が食べたいから!!」が大きなポイント。

 

大池さんと話していると、

せっかくのイノシシさん、美味しく食べて欲しい、

この美味しさを味わって欲しい気持ちがとても強いのが印象的です。

 

食べながら

「おいしい〜!!!」という声が10秒に1回は聞こえてきます。

 

ありがとう!!

 

ある時、箱罠にかかったイノシシさんのところに行くのに同行させてもらいました。

そしてその後の一部始終を見せていただきました。

飼っていた犬の死に目にもあえていない私が、魚よりも大きいものの命が閉じていく瞬間を見たのは初めてでした。

最後の声を聞き、全てが終わった後に「ごめんね」と思わず言ってしまいました。

言った後にハッとしたし、

傍観者の立場で、誰かがやってくれているから安心して過ごしていられる私が言うのはキレイゴトだと分かっているけれど、思わず出てしまいました。

 

その横で、さよさんは元気よく

「ありがとう!!!!」

と言ったのです。

彼女は、循環の中でこのイノシシさんの命を無駄にしない、ということができます。

肥料になり、石けんになり、お肉になり、マスクケースになり、ジャーキーになり

社会課題への理解を深めることになります。

 

浅はかな言葉を反省しました。

そして、さよさんをはじめ、こうやって無駄にしないということに従事してくれることのありがたみも感じました。

 

こんな子に食べられたら嬉しいだろうなぁイノシシさん。

それぞれの役割で

 

大池さんのみならず、

ジビエファームのメンバーである猪上くん、佐渡さんも、

それぞれのカラーがあって、それぞれの役割があります。

周りのサポーターにがしっと支えられながら、それぞれが誠心誠意イノシシさんに向き合っていますので、

ジビエファームから届くお肉は、きっともっともっと美味しくなることと思います。

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