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2022.07.03

イノシシ革のワークショップ・大成功!子どもたち大満足!

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

20227月 彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。 

 

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6月26日、話題の不知火図書館・美術館で

イノシシ革のワークショップが行われましたー!

わたしは小学生の娘とお友達を連れてワークショップに潜入してきました!

 

 

 

講師はさよちゃんと猪上くんです。

4月から、幼い子も楽しめるようなプログラムを考えていました。

 

いらっしゃったのは親子や家族連れ、学生のお友達同士、趣味で革細工を作られる経験者の方々。

親子連れが多いかな〜と予想していたので嬉しいびっくりでした。

 

 

 

さて、ワークショップでは、

まず、鳥獣害について子どもたちにも分かるように簡単に説明しました。

そして、そのために農家ハンターが何をしているかをご紹介。

地域を守るために、農家さんが立ち上がったこと

動物を大事にしたい気持ち。

その気持ちがベースにある農家ハンターの活動についてなどなど。

 

みんなしっかり聞いておられました。

 

 

そして実際にキーホルダーを作る!

 

子どもたちの目がキラキラ✨

 

大きな丸、小さな丸、

♡に☆、ダイヤ、三角などいろんな形、色のパーツを選び、

ベルト部分に思い思いに組み合わせデザインしていきます。

 

どんなパーツが楽しいかなぁ、喜ぶかなぁ〜

と考えて準備していたさよちゃんと猪上くん。

 

 

 

革細工がご趣味の方は、イノシシの革を扱うのは初めてのようで、柔らかさにおどろいておられました。

 

 

 

さて、デザインが決まると

とんとんかんかん

大きな木槌を使って留め具を留めます。

小さい子はお父さん、お母さんもサポート。

留め具ではなく、押さえる指を直撃しそうで戦々恐々としながらも(笑)。

 

 

 

 

 

 

学生さんお二人はもくもくと2人の世界。

シンプルに仕上げていました。

 

 

 

 

 

 

猪上くんとさよちゃんも周ってみんなのオリジナルのキーホルダーができました✨

嬉しそうな子どもたちの顔がイキイキとしていましたー✨

そして満足そうに帰っていく様子が微笑ましかったです。

 

 

FUNなことから鳥獣害問題に触れ、

こうして関わることができるっていいなぁと思います。

 

我が子は、これまでわたしが作って帰ったものを羨ましそうにしていたので、

今回自分も作れて満足したようです。

 

子どもも大人も楽しいワークショップ、大成功です♪

 

 

 

 

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2022.05.30

農家ハンター・空き家再生プロジェクト!第一弾リノベーション

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

2022年5月30日 彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

 

 

 

鹿児島県の南の南、頴娃町で町おこし、空き家再生、タツノオトシゴハウス経営などなどやっているスーパーな加藤潤さんと一緒に、農家ハンターの家をリノベーションするというプロジェクトが行われました。

加藤さんとの初めての出会いはこちら: https://farmer-hunter.com/blog/2963

 

自分たちの手でできることはやりたいと思っている農家ハンター。

そのプロセスも次に活かしたいという思いもあり、まずやってみるところから。

 

加藤さんが必要な機材も持ってきてくれたし、とにかく空き家をいじってきた経験が豊富で頼りになる!!!!

 

 

ここは合板が使われている、ここはこうしたら取りやすくなる、湿気の対応にはどんな選択肢があるか

などなど、ぱぱぱっと判断して提案してくれます。

 

たーのーもーしーーーーー!!!!

 

 

強力な助っ人も泊まりで来てくれました。

tobase laboからも2人、カラス研究の大学院生も来てくれました。

 

 

 

午前は

・畳をはいで

・奥の床を外し

・壁を取り

・廃材を拾い集める

この工程。

 

 

 

 

 

 

 

 

男性陣活躍!!!

「こんな宮川さん見たことない!」ってくらいにアグレッシブ!笑

 

 

 

 

その間、たっちゃんは門扉の解体に。

たっちゃんは、加藤さんも驚きのディープな道具をたくさん持っています。

イノシシさん対策で使うものが、ここでも大活躍です。

 

 

 

 

お昼は絶品ジビエカレーをいただきました。

みんなで食べる、体を動かした後のカレー、美味しい!!

 

そして、さよちゃんが炊いてくれるごはんが、なぜかいつも美味しいんです。

 

 

 

ご飯を食べながら加藤さんが準備していたのは、ダッチオーブンで作るシシシチュー!

 

きのこが決め手だそうです。

これは夜のためのごはん。

夜はみんなでシチューとBBQ!(うらやましー!)

 

 

 

 

午後は、

・床をはぎ

・床下にシロアリ防止の薬を塗り

・床下にビニールを敷き

・その上に乾燥剤を敷き

・床を戻して

・洋室にしつらえる

 

ダッチオーブンから届くシチューの香りと共に作業です。

 

 

 

 

課題だった湿気対策に力を入れました。

大量に届いたシリカゲルをばらばらと撒きます。

シリカゲル、重い…!!!

トラックいっぱいに積んで持ってきてくれました。どれだけ大変だったでしょう💦

某お花農園のみなさま、大変ありがとうございました。

 

軽やかにファサーッと撒きたかったのに、容器ごと自分がもってかれそうでした。

 

 

 

わたしはここでタイムリミットがきてしまいましたが、この日の最終の写真を送ってもらいました。

 

 

 

すごい!!

お部屋になってるー!!!

重厚感たっぷりだった和室が明るい洋室になってるー!!!

感激です。

 

 

次回の作業は7月13,14日。

どんどん過ごしやすい空間にしていきますよー!

私も泊まり込みで行けるかな♪

(まじで役に立ってないですが堂々といることにします)

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2022.05.13

和歌山より・日向屋の3人と柿の木の下で。

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

2022年5月、彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

 

和歌山から鳥獣対策に励む仲間がやってきた!

 

 

和歌山県の日向屋の皆さんが、はるばる農家ハンターにきてくれましたー✨

 

いらっしゃったのは

代表で梅と柑橘農家の岡本和宣さん、

止め刺し・解体を一手に担う湯川俊之さん、(年間600−700頭をお1人で!)

地域おこし協力隊員として日向屋の活動を支える田中和広さんの3名。

めちゃめちゃ仲良し。

 

 

 

 

日向屋さんのこと

 

 

日向屋は、農家さんを中心としたメンバーで活動をスタートしました。

ちょうど農家ハンターの活動開始時期と同じ頃です。

 

目的は地域課題の解決。

農家さんの多い地域なので、農家さんを手伝ったり、農産品の加工や受託など。

グリーンツーリズムも受け入れています。

 

農家さんの手で、地域の課題を解決しようとする中で、鳥獣害対策は必須でした。

昔から獲る文化はあったものの、漁師さんが減った途端にイノシシが増えてきて、庭にまでやってくるようになりました。

対策を始めて、80%の被害が減りました。

 

 

農業するなら鳥獣対策とワンセット。そうでなければ続けられません。

対策とは、防護と捕獲、処理があります。

 

これから農業始める人も、まずは防護が必要。

問題は捕獲と処理。捕まえたあとが大変で止め刺しや処理がネックです。

でも、この活動があるから

「イノシシがいても、うちらが止め刺し(屠畜と同じ意味)するし受け入れもするから、農業やりなよ」って言うことができます。

 

地域の人がこの活動を理解してくれていることも聞きました。

地域のための活動であることを地域の人が分かってくれているおかげで、
解体処理場の場所もスムーズに決まりました。

 

そんなお話をお聞きしました。

 

 

同志!!

 

 

 

農家さん主体で対策に取り組み、野生動物の捕獲や解体、活用するのは、日向屋さんも農家ハンターも同じです。

どちらも、軸にあるのは地域を守りたい、農業被害を食い止めたいという気持ち。

めちゃ仲良しで、明るくて、それぞれの立場で活躍していることも似ています。

 

 

共通の思いや課題もいくつもありました。

 

・途中でやめるわけにはいかない。やめたら被害が増え課題解決から遠ざかることになる。

・食べられない個体の活用を広げたい

・「田舎で何もない」ではない。観光資源は自分たちで作ればいい。

・地元の人が喜んでくれるのが一番

・民間主導でやることの重要さ

 

などなど。

 

とにかく皆さんポジティブで明るくて仲良くて、農家ハンター和歌山版というか、日向屋熊本版というか。笑

 

日向屋さんHP  https://team-hinata.com/

 

農家ハンターには、同じ立場、同じ思いで取り組む仲間がいることを肌で感じました。

わたしは横で聞いているだけでしたが

「ルイージがいた!」みたいな気持ちでした。

 

柿の木の下の心地いい季節です。

柿の葉ってこんなに美しかったんですね。

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2022.04.18

宇土市網田の上床地区からの研修生のみなさん

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

2022年4月 彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。 

 

 

この日は、宇土市網田の上床地区から18名の皆さん+宇土市役所の方々が
視察にいらっしゃいました。

 

プログラムは
ジビエファーム見学、
防護柵見学、
箱罠見学、
宮川洋蘭見学

の4部構成。

 

 

防護柵は、小学校のすぐ隣にある畑を見学しました。

 

 

 

 

 

 

学校の子どもたちが植えているさつまいもが、イノシシさんに食べられないように防護してあります。

すぐ横には家。

近所の住民のおじさんは、イノシシをよく見かけると言っていましたが、小学校はすぐそこ!

 

「人に、とくに子どもに被害が出る前に」と私が農家ハンターに来てよく聞く言葉です。

 

 

*****

 

箱罠見学は盛り上がりました。

ちょっと足元が悪かったですが、皆さん箱罠前まで辿り着き、実際に見て話を聞きました。(ヘビさんもいました)

 

 

 

上床地区には、毎日のようにイノシシさんが現れます。

イノシシさんの足にひっかける、くくり罠はすでに取り入れられているとのこと。

箱罠を設置するコツなどを熱心に聞いておられました。

柑橘農家さんが多かったので、捨てる残渣が餌になっていること、それが餌付けにつながっていることに、

区長さん頷いておられました。

 

 

 

 

 

 

この区では、すでに自主的にくくり罠をしています。

くくり罠は、イノシシさんを捕らえる確率が高くなる。

けれど、その後が大変で怪我のリスクもある。

箱罠で獲りきれない分をくくり罠で捕らえるという気持ちで、二重の策にするともっと捕獲の率が上がる

というお話もありました。

 

●箱罠の向きはどうするか

→イノシシは山から降りてくる。山の方を箱罠の入り口にする。

 

●捕獲した後に箱罠を洗わないといけないか?

→いろんな意見があるが、農家ハンターではそのままにしている。むしろ、その方が寄ってくるようだ。

 

●米糠を入れる理由

→安い。それに、果物や野菜を入れると、味を知ってしまい他の畑でも狙うようになる。お肉を入れるとたぬきが寄ってくる。

カメラでデータ化しているので、どんな時期にどんな動物が来るか、なんの餌で何がくるかを解析できる。

 

●獲れる時期、獲れない時期がある

すぐに判断せず、その時期を知って対策をする

 

 

 

参加者の皆さん、上床地区で農業をされている方もいれば、そうでない方もいらっしゃいました。

農家でない方は直接的な被害はありませんが、地域の問題だと思ったので参加したと聞きました。

農家でなくとも頻繁に見かけるそうです。

 

区長の福島清幸さんにお話をお聞きしました。

 

 

「宇土市の取り組みで、農家ハンターの活動を知る研修がありました。

そこで「自分たちで取り組むために、立ち上がる部落はないか」という問いかけに、真っ先に手を挙げました。

上床地区では、庭にも出てきていますのでとても身近な問題です。

だから自分たちで立ち上がらなんと強く思いました。

それにはまず餌付けをやめます。

こうして対策をするのは、住民に被害のないように、というのが一番の理由です。

区長をさせてもらってるから、村を守らなんですけん。

罠を仕掛けたら、見回りは私がします。」

 

こんなことをおっしゃっていました。

 

高齢化の先進地域ですが、自分たちで立ちあがろうとするお姿がとてもカッコよかったです。

 

 

 

研修後、現場の長・たっちゃんが上床地区を見に行きました。

集落にある水源の周辺はイノシシによって荒らされていました。

 

住民が一丸となって取り組む上床地区、そのうち情熱大陸も見えるかもしれません。

 

 

 

 

おまけしゃしんは女性陣が一番輝いた宮川洋蘭

 

 

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2022.03.31

ジビエツーリズム・魚釣り版体験しました

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

2022年3月 彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。 

 

 

 

農家ハンターの、新しいワクワクな企ての一つに、”ジビエツーリズム”があります。

農泊が近いイメージで、ジビエを”体験”できるのが特徴です。

 

ハンターと一緒にイノシシさんを捕獲するための箱罠を見に行ったり、

もしかしたらそこで命の授業、なんてこともあるかもしれません。

他にも、メンバー農家さんと農業体験をしたり キャプテン宮川の船で魚を釣りに海に出たり、夜はジビエBBQをしたりと

海も山も楽しめるプログラムを用意しているところです。

子どもの食育にはぴったり。

 

 

そろそろ予約システムなんかも完成間近。

わたし、一足先に魚釣りを体験させていただきました♪

ゲストの加藤潤さん、イノPの大池さよちゃん、そして娘と共に。

 

 

 

ジビエファームのすぐ下にあるマリーナから、豪華客船・宮川号で出航し、島の裏側をぐるり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戸馳島は海岸が岩壁になっている場所もあり、陸からはなかなか細部までは行き着けません。

海から島の反対側を見れて、少し掴めた気分。地層マニアにはたまらない景色が見られました。

 

 

維和島と戸馳島の間で、灯台を見ながら釣り糸を垂らします。

 

 

 

と、すぐにメバルを釣り上げましたー!!!ビギナーズラック!!

 

 

 

それから1号橋の下をくぐり、世界遺産の三角西港を海から眺め、もう気分は飛鳥Ⅱ。

 

 

 

最高の景色を眺めながら、入れ食いポイントでガラカブ釣りを楽しみました。

釣れない釣りはベテランですが、釣れるってなんて楽しい!!!

 

釣竿の仕組みもわかっていないし、できればエサは触りたくない派のわたしも最高に気持ちよかった!

キャプテン宮川が手ほどきしてくれます。

釣り慣れしていない人も、ここなら安心です。

釣れてくれるから子どももハッピー。

大人も大きな顔ができます笑

 

 

 

 

 

 

 

マリーナに戻ってから、小さいお魚は海に戻し、

いただくものはここでシめました。

新鮮さと、何より魚が長く苦しまないように。

これは子どもにもやってもらいました。

命の授業のスタートはお魚から。

 

 

 

 

そして、帰ってからはガラカブの唐揚げをいただきます✨

とっっっっても美味しかった!!!!

水木さんの揚げ方と鮮度がバッチリ、

そこに達成感というスパイスが加わり、みんな大満足です。

 

 

 

 

前回のブログでもご紹介しました通り、

釣りの後、イノシシさんの箱罠も見に行きました。

大きなイノシシさんがかかっていたのです。

 

我が家の娘は、イノシシさんのお肉が大好きです。

ソーセージもハムも喜んで食べます。

まだ年齢を考えて全てを見せてはいませんが、時が来たら見せたい。

そのいつかは、近い将来、ここで。

 

子どもの食育、農泊体験、ジビエを知りたい食べたい、田舎体験

そんなことに興味のある方は、ぜひご家族でいらしてくださいー!!!

 

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