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2022.12.16

おいしい!楽しい!戸馳収穫祭

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!
2022年12月、彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

戸馳収穫祭

ある秋の日、戸馳島で大きなイベントが催されました。

その名も戸馳大収穫祭!

 

車海老の水揚げ、
船釣り、
みかん狩り、
戸馳や三角の味覚をぎゅっと味わうランチタイム、
イノシシさんの箱罠見学

と、ぎゅぎゅぎゅっと詰め込んんだ、恵みの日。

 

モニターツアーということで、たくさんのご家族にご参加いただきました。

 

 

車海老の水揚げ!

吉本水産さんにご協力いただき、車海老の水揚げ体験!

この時期だからこそできる体験です。

 

漁場にかけられていた網を引き上げます。

「網の口の向きによっては、エビが入っていない可能性もあります」
と、吉本さんは言われていましたが、
無事、みんなの揚げた網に入っていましたよ🦐🦐🦐

 

 

 

 

吉本さんに差し出されて、躊躇なくわしっと掴めた!

「高級だから触っちゃいけない」なんて思うのは大人だけですね笑

 

 

この後、別のグループが、箱詰め体験をしました。

イキの良い車海老を並べて入れるのは大変!

吉本さんが扱いやすいように冷やしておいてくれました。

 

お土産もありがとうございました!

 

 

あまーい みかん狩り

 

お次はみかん畑へ。
稲葉たっちゃんの農園でみかん狩りをします。

 

「どんだけでも採って食べてよかよ!」

と言ってくれるので、みんな頬張る頬張る。

有明海を見下ろす絶景と甘いみかん、最高でしたー!🍊🍊🍊

 

 

 

 

イノシシさんとご対面

みかん農園のそばに設置されている箱罠に、イノシシさんがかかっているとの通知がありみんなで見に行きました。

イノシシさんたちを捕まえる理由を、子どもたちにも伝えました。

まだちょっと難しいかな?

イノシシさん、こんな動物なんだ、かわいいなって知るのがスタートかもしれませんね。

 

 

 

 

ガラカブ釣ってさばいて

 

釣りグループはガラカブ大漁!

裁き方をキャプテン宮川から教わります。

 

 

 

一本で鱗とり・骨切り・3枚おろしができる、スグレモノのサカナイフを使って、子どもたちも捌きます。

 

 

 

 

 

収穫祭の主催でもある宮川洋蘭でのランチが最後のプログラムです。

地元の魚介たっぷりのパエリア、

さよちゃんお手製の猪汁、

そしてジビエBBQ!

 

 

お昼の宴!ご馳走三昧

 

パエリアを作ってくれたのは、宇城市の”野の花”さん!

パエリアパンにニンニクを入れるところから始まります。

 

それが、アクティビティから戻ったらこうなってました。

 

車海老に、スズキに、具沢山の贅沢パエリア!!!絶品!!!!!

 

 

野の花さんのインスタはこちら💁‍♀️https://www.instagram.com/nonohana_inaka/

 

ジビエも大好評!!

さよちゃんの自慢の猪汁もほっこり温まります。

 

これも幸せな具沢山!

 

 

 

 

 

子どもたちにはジビエのワイルド焼きが人気。

グリルフォークに刺して、火で炙り、香ばしい匂いがしてきたらがぶり。

 

 

 

 

 

 

 

 

たっちゃんの農園のみかんで作る、みかんジュースにもみんな夢中でした。

フレッシュなみかんを2〜3個使ってコップ一杯のみかんジュースにします。

絞るのは楽しいし、自然の濃い甘味がたまらないし、どれもこれも美味しい時間です✨

 

 

 

 

 

3つのグループに分かれて行われたアクティビティ。

戸馳&三角の食に魅力が詰まった1日。

大人も子どももたっぷり楽しみました!

 

 

 

鳥獣問題に強い関心を持ち、箱罠を見にいくことを目的に参加してくれた親子もいました。「罠ガール」も読み、事前にたくさん学んでいたようです。

 

 

 

農家ハンターの活動は農家さんや農地、地域を守るために始まりました。

次はそれがどう地域の活性とリンクするかということを考える様子を見てきました。

こうやって地域に人が来てくれること、地域の産業が盛り上がること、イノシシさんもその一手となることが、農家ハンターが目指していたことです(と思っています)。

目をキラキラさせる参加された方のご様子を見て、それが始まっていることを感じました。

 

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2022.12.05

イノシシさん・シカさん皮剥実習 at 八代農業高校 泉分校

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!
2022年12月、彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

八代農業高校・泉分校で
イノシシさん&シカさんの皮剥実習が行われました!

 

地元の猟師のテラカワさんと学校の先生が朝から捕獲したシカさんと
猪上くんが連れてきたイノシシさんの体を借りました。

シカの皮剥ぎはテラカワさん、イノシシさんの皮剥は猪上くんが先生です。

 

 

 

1時間目は2年生、2時間目は1年生が実習します。

2年生は去年に引き続き2回目ということでスムーズな手捌き!

 

さぁクイズです。
イノシシとシカ、どっちの皮剥が大変でしょう?

 

それぞれの特徴

イノシシ・・・脂肪が多いから膜が硬い。剥ぐの大変。

シカ・・・首から下の皮は、吊るしておけばベリベリ剥がせる。でも背中はプルプルなので、薄皮を剥ぐのは大変。

 

皮を剥いでどうするかというと…
シカの皮は太鼓に、
イノシシの皮はクラフトに変身する予定です。

 

まずは、個体からざっくり皮をはがすことから。

ダニに気をつけながら剥いでいきます。

 

豪快にしちゃうと、刃が皮を貫いてしまいます。
特にシカは太鼓にするので、大きな傷があると作れなくなっちゃう!

って、どえらいプレッシャーの中で、丁寧に作業します。

 

 

 

大まかに皮をはいだ後は、ひたすら細かい作業です。腰も目も痛くなる感じ。

皮は腐らず、取り除けなかった肉片が腐ります。
手間はかかりますが、必要なことなんですね。

見てる私としては、どんどん肉と皮が分かれていくのが気持ちよかったですが笑

 

 

 

 

丸太に皮をかけ、刃物で肉片を取り除くグループもありました。
これは、川を剥ぐために作られた道具だそうです。丸太と刃物のカーブが同じ形状のものをつくれば、穴が開くリスクは減らせます。
丸太は一つだったので、他はみんな作業テーブルや地面での作業となりました。

 

 

 

肉片を取り除いたら乾かします。

シカさんは2〜3ヶ月かけて日陰で干します。

触ってパリパリに感じるのが目安。
太鼓になってドンドンされても破れたりしないよう、
湿気もほどほどに吸収しながら乾燥するのが良いのだそうです。

イノシシさんは塩をまぶして保存します。そのうち毛も抜けていくようです〜

 

 

 

生徒さんに少しだけ感想をお聞きしました。

3年生の丸太くん
「個体から皮をはぐところが一番大変。でもおもしろいです」

2年生の池田さん
「穴を開けないようにするのが難しかった」

 

プロフェッショナルの猪上くんはというと、
皮剥ぐだけで15分、綺麗に皮だけにするなら2時間はかかるそうです。

革製品ってそんな細かい、根気強さの先にできるものなんですね。

 

先生もがっつり一緒にやってくれました!

 

イノシシとシカ、どっちの皮剥が大変?

の答えは、とりあえずまだ出せません!
どっちも大変〜〜〜!!

 

 

 

皮剥の後は、BBQでした!

学校でBBQ!高校生イエイ!!

 

 

 

 

 

 

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2022.11.23

宇土市網田のみなさんと金柵張り

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!
2022年11月、彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

 

 

宇土市の網田の上床地区にある水源に、金柵が設置されました。

上床地区の住民の方々は、農家ハンターに研修にいらっしゃったことがあります。

以前ブログでもご紹介しましたね。

 

宇土市が主催した、鳥獣対策セミナーにもおいでになっていました。

 

先陣を切って、地区を守ろうとする区長さん、そして地域のみなさん。

ご高齢ながら、”自分ごと”としてイノシシさん対策をしています。

 

 

 

さて、問題の水源は、網田の平野から有明海、そして雲仙が美しく見えるところにありました。

この水は地域の農地に水を送り、集落を流れ、住んでいる方々の生活のそばにある大切なものです。

 

 

水源があるのもよく見ないと分からないほど、周りの土手がイノシシさんによって荒らされていました。

水を求めるイノシシさん。

もっと山の奥にある水を求めてくれたらいいのですが、

集落そばのこの水源にやってくるのです。

 

 

 

 

 

 

 

金柵のメーカーさんに教えてもらいながら、設置スタート。

2mごとに支柱を立て、金柵を張っていきます。

 

 

 

水源の水が流れ、足元もぐちょぐちょ、
大きな岩もありました。クレーンで取り除きます。

 

 

 

 

柵をゆるみなく張るために、木に道具をつけて引っ張ったり、

これはなかなか大変。

ゆるむと、そこがイノシシさんの入口になってしまいます。

 

支柱となるものを等間隔で地面に打ち込むのが、一番時間のかかる作業です。

 

 

 

 

 

 

住民のみなさん和気藹々なのがよかった!

面倒な作業も明るさで楽しくなります。

 

 

お昼には、町内のマダムたちがおむすびやお弁当をご用意くださり、

さよちゃんのお手製猪汁と一緒に一休み。

宇土市の職員さんも一緒です。

 

さよちゃんの具沢山の猪汁にみんなほっこりでした。

 

 

 

 

 

 

 

町内のみなさん、本当に仲が良くて明るくて、一緒にいると元気になります。

 

わたしは途中までで失礼しましたが、一日かけてぐるりと金柵を張り終えたそうです。

おつかれさまでしたー!!!

 

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2022.11.10

行政マン&ウーマンがやってきた!

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!
2022年11月、彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

 

全国過疎問題シンポジウム2022inくまもと

が行われ、過疎というキーワードで通じる地域の行政マン&ウーマンが戸馳にやってきました!

鳥獣問題はその多くの地域で課題になっていることでしょう。

 

宇城市役所から、宮川さんがバスガイドを務め(見たかった)
三角町防災センターへ。

 

農家ハンターの活動をご紹介しました。

 

① 自分しかできないことか?
② ワクワクドキドキすることか?
③ 人の役に立つことか?

 

この3つを考えて、スタートした農家ハンターの活動。

一番の目的は、【農家を地域のヒーローにしていきたい!】

 

ちょいちょい飛ばされる、絶好調の宮川ギャグにあまり反応がないほど
みなさん聞き入っておられたようでした!笑

 

 

 

講演のあとは、戸馳島へ移動します。

 

ジビエファームに、こんなに多くの人が集まったのは初めて!

 

 

 

 

 

ここでは捕れたばかりのイノシシさんがみなさんを待っていました。

たっちゃんが説明します。

「民間の施設なのか、行政が入っているのか」

という質問がありました。

 

農家ハンター、民間で運営しています!

 

 

そして、イノシシさんをまるっと堆肥にできる機械。

 

鳥獣対策の1番の壁となるのは、捕獲した後。

どう処分するのかということです。

 

困っている人の多くは猟師さんではありませんし、

イノシシやシカが出る ≒ 過疎地域 = 高齢者の多い地域
なので

誰でも取りかかりやすいシステムがあるかどうかが
鳥獣対策の成功のカギと言えるかもしれません。

 

その時に大活躍なのが農家ハンターにある、

イノシシさんを丸ごと堆肥にしちゃう機械です。

 

個人で買える金額ではございませんので、いろんな地域にあればいいですね。

 

 

さぁ御一行は、宿泊施設の”鶴”と宮川洋蘭へ。

 

たっちゃんは鶴のご紹介。

二酸化炭素吸収率の高い桐を植える計画や

鶴のこれからの展開についてなどなどお話ししました。

 

空き家問題も過疎地域の共通の話題です。

 

 

 

 

 

わたしは、農家ハンターの取り組みのように、
ちょっと難しいことも”地域のお荷物”ではなく”お宝”と
捉え直しができるような活動が広がるといいなとこっそり思っています。

 

 

宮川洋蘭は見応え大!一面の蘭を見るなんてなかなかないですよね。

 

 

 

 

宮川洋蘭のサステナブルな取り組みをご紹介すると、わたしはいつも感激するのです。

 

蘭生産はサステナブルではないと宮川さんおっしゃいますが

だからと言ってその産業をやめればいいということではなく

“自他共に”の視点で ここから何ができるか探し!

みたいなことが積み上がるのが大切なような気がしてます。

 

甘いみかんのおもてなし🍊

 

 

お見送りも全力!

 

 

 

おいでになられた行政マン&ウーマンのみなさん、

ぜひジビエツーリズムにおいでください!😆

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2022.10.28

東京女子のジビエツーリズム!《後編》

農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!

彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。

 

東京で働く、バリキャリな女子2人が農家ハンターにやってきました!

目的は、ジビエツーリズム。

東京から一泊で、濃密なジビエ2日間をお楽しみくださいました。

全編に続き、後編のスタートです!

 

 

 

女子会が盛り上がって遅かったので、朝はちょっとゆっくり目スタートです。

「いつもは寝つきが悪いのに秒で爆睡でした!!」

と元気な様子です✨

 

昨日植えた木々にお水をあげることから始まりました。

 

今奥にいる合鴨ちゃんも水をかけてもらってぐわぐわ喜んでおりました。

かわいい。

 

 

 

朝のアクティビティは、イノシシさんの革のクラフトワークショップ。

講師はさよちゃんです。

イノシシのどの部分を使っているのか、

革には野生のイノシシならではの傷があることなどをお話しして始まります。

 

 

 

 

イノシシが生きた証でもある傷を見たお二人、

「えー、愛おしい〜!!!」

 

なんて素敵なコメントでしょうか。慈しんでおられました。

 

そしてできたのは、キーホルダー。

 

お二人が何をモチーフにしたかというと…

昨日 見た夕日と月

だそうです!

思い出がこうして形になるってロマンチック✨

 

 

さぁ次はお楽しみの海釣りです。

 

キャプテン宮川の船に乗って、釣りに行きます。

 

 

三角のピラミッドを海から眺めて宮川キャプテン厳選の釣りスポットへ。

 

 

この日は大潮のうえに満潮、風は強く潮の流れは速いという難しいコンディションでした。船を止めるとどんどん流されます。

でも流れるのも、魚を待つのもまた楽しい!

 

竿を持つのも初めてという都会ガールでしたが、無事にガラカブちゃんが釣れました🐡

 

 

海の上は穏やかで、いつもとは違う時間が流れます。

 

波に揺られているだけで心地よいね、なんて話していた時にキャプテンから差し出されたベトナムコーヒーは格別でした。

普通のコーヒーではない、ベトナムコーヒーがまた合うんです!なんででしょう?

 

 

 

海からマリーナに戻るまで、ちょっと寄り道。

 

三角グルメを楽しみます。

 

完売直前に購入できた、STRANGEFRUITSのいちじくマフィン(絶品)!

農家でもある店主さんが作られたものなんですよ〜

絶品なはずです!

 

 

そして天ぷらも食べ歩き。

 

タコ天、エビマヨ天、ごぼう天、温かくて、最高の食べ歩きグルメでした。

お二人もとっても喜んでおられましたよー!

 

そして、おなじみの湊鮮魚店でお魚を刺身にしていただきます。

さばく技術が素晴らしくて見入ってしまいました。

 

 

お刺身を持って、鶴に帰ります。

 

 

鶴では、宮川さんが釣ったガラカブを揚げてくださいました✨

 

さっきさばいてもらったお刺身とガラカブをいただきます。

 

 

 

 

お二人があまりにおいしそうに食べるから、こっちまで見ていて幸せな気持ちでした。

 

 

お二人には”初めて”がたくさんの旅で、120%楽しんでいただけたようです✨

 

楽しい時間はあっという間に過ぎ、電車の時間が近づきます。

 

おなかいっぱいになったところで、鶴を出発です。

 

 

 

 

 

 

さよならを言って、三角駅へ。

 

三角駅のかわいさに、電車の旅を選んだお二人。

 

最後までおふたりで賑やかに帰られたのでしょう✨

 

 

 

おかげさまで、わたしも最高に楽しい、刺激的な2日間を過ごせました。

 

お友達といつもと違う旅をここで体験したら、

絆は深まる、思い出は多様で賑やか間違いなしです。

女子旅にジビエ、ありです!

 

 

 

 

実は、この女性2人は、楽天の社員さん。

宮川さんとは長いお付き合いがあります。

 

ご本人はパッション枠だとおっしゃってましたが笑、ここまで来て、喜びとともに体験に汗する方です。

仕事できないはずがない!ひしひしと伝わってきます。

またおいでくださーい!

楽天の社員旅行にもどうぞー!

 

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