農家ハンター応援団 フォトライターの髙木あゆみです!
彼らの現場で見て感じた事をレポートさせていただきます。
「目の見えない成澤さんのお話ということで
不自由を抱えながらもたくましく生きているというストーリーだろうと
涙が出ることを想定し、ハンカチ4枚用意して行きました。
でも爆笑の嵐で、違う涙が出ました。」
成澤俊輔さん講演会を聞き、こんな言葉を成澤さんにかける人がいました。
宮川洋蘭とイノP共催
成澤俊輔さん講演会「今を一生懸命生きる!」
が行われました。
会場は、戸馳島の霊照寺さん。
神聖な空気の中、ちょっと背筋を伸ばしてお邪魔しました。
成澤 俊輔さん
経営者の伴奏者。
一般社団法人Your choice 代表。
「世界一明るい視覚障害がい者」というキャッチコピーとともに活動中。
力強くて、一人一人の心に届きました。
全身全霊で今この場に臨んでいる、そんな気概を感じました。
それもそのはず、40歳で人生が終わることを想定して生きているから。
彼のお話をかいつまんでご紹介します。
①勉強で得られるのは答えでなく問いである。
「オレならこうするな」「私ならこっち」そんな自分の答え探し。
②違う結果を出すには違う行動をせよ。
③未来を変えるためには経験を変えよ
この3点を軸に成澤さんのお話は進みます。
どうにもならないことを、どうにかしようとすると
そこに苦しさが出てきます。
成澤さんは目が見えないことから、どうにもならないことだらけの状況で生きています。
・ポテサラが大好きなのに、食べて見たらおはぎだった。
・自販機で「お茶か水だろう」な位置のボタンを押して出てきたのは柿ピー。
そんな具合に。
そこで役に立つのが”捉えなおし”です。
例えばこんなこと。
◆コンプレックスがあるのは悪いこと?
→ありたい姿があるからこそ生まれるコンプレックス。
今の自分を生き抜いている、考え抜いている証拠。自分褒め!!
◆弱みと強みはひっくり返る
秘密を知ることもある会社のシュレッダー係には、
コミュニケーション上手な人より苦手な人が好まれる。適材適所。
◆盲目の営業マンが来たら、なんとなく邪険にしずらい。
社長が会ってくれる、となれば移動の際は「肩を貸して」とフィジカルコミュニケーションができ、
そうしたら心の距離も縮まって契約に繋がることも。
◆トラブルや経験は、誰かに伝えると役に立つ。
良い経験になる。悩んだら「人と分かり合えること増えたな」
他にも
・目から入ってくる価値観に振り回されていないか?
見えないことで得られる満足感がある。見えないことで自由度が上がった、という実体験。
・人は自分のためより、人のためにがんばれる。
アフリカに1人で行ってみた経験。
メモも追いつかないスピードでたくさんのことを快活に話してくださいました。
質疑応答では、1聞くと10以上返ってくるサービス精神を発揮してくれました。
『「やりたいことがない」という人に、どんな言葉をかけたらいいか?』
という問いに成澤さんは…
やりたいことがない人は、やったことが少ない人。
やりたいからやるのではない。
やってみたら、「こっちがいい」「これはやだ」が見えてくる。
信頼できる、ちょっと人使い荒めな(笑)人の言うことをやってみるといい、と。
こんなことを1時間半お話くださいました。
会場の誰もが元気になったのではないでしょうか。
会場の霊照寺さんとコラボレーションも素晴らしかったです。
講演の前には、会場の霊照寺の住職さん先導による読経をしました。
読経で心が整ったところで成澤さんのお話をお聞きし、
会場の一体感がより高まったような気がします。
それにしても、 宮川代表との言葉のキャッチボールが爽快すぎました。
お二人の年齢は10ほど離れていますが
「宮川くん」とジャニーズ式。
「何か失敗や困ったことがあったら「ネタできた」と思うよね」
と、宮川さんが2人いるような感覚で、もう最高で最高でした。
農家ハンターとのご縁もこれからますます深まります。
またきっといつかありそうな成澤さんの講演会。
それまで待てない方は
TEDxSapporoでのスピーチをどうぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=SJF6SKczBq8&t=1s